中古iPhoneはどこが一番安い?7社3万台を集計したら、店が違うだけで1万3,000円違った【2026年10月】

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買ってよかったもの

「中古のiPhone、結局どこで買うのが安いのか」

調べると店のランキング記事はたくさん出てくる。ただ、同じ機種を同じ条件で、全部の店の在庫から比べたものは、筆者が探した範囲では見つからなかった。

筆者は中古スマホを扱う店で、店頭に出す前の最終チェックをしている。それとは別に、大手7社の在庫を毎日集めて検索できるサイト(中古スマホ一括検索)を自分で運営している。この記事は、その在庫 iPhone 30,255台を2026年10月2日に集計した結果だ。

中古スマホ一括検索
大手中古スマホショップの在庫を一括で検索・比較できるWebアプリケーション

この記事の結論

見るもの結論
店による差同じ機種・容量・ランクでも、最安の店と最高の店で約13,000円(16.5%)違う
いちばん安い店イオシス。在庫のあった78組のうち48組(62%)で最安
Pro の機種にこスマが最安の組が増える。13 Pro・14 Pro はゲオも安い
安さの裏イオシスは在庫の28%がバッテリー80%未満。保証は3ヶ月
保証とバッテリーにこスマ。保証1年、80%以上だけ、数値つき
見落としやすい点じゃんぱらは、楽天より自社サイトのほうが3,000〜4,000円安い

値段だけならイオシス、買った後の安心まで入れるならにこスマ。Pro を探すならゲオも見る。以下、数字を順に出す。

【比べ方】同じ機種・同じ容量・同じランクで、7社を並べた

次のように揃えた。

  • 機種・容量・ランク(A・B・C)が同じ在庫を1組にする
  • 4社以上に在庫があり、それぞれ5台以上ある組だけを使う
  • 値段は中央値(真ん中の1台の値段)で比べる
  • バッテリー80%未満と、ネットワーク利用制限▲の個体は外す

比べられたのは 85組・16,395台だった。

先に断っておくことが2つある。

1つは、じゃんぱら・ソフマップ・ゲオは楽天市場店の値段だということ。自社サイトとは値段が違うことがある。これは後で書く。

もう1つは、ランクの基準が店ごとに違うこと。ゲオは在庫の7割が A で、にこスマは2割しかない。同じ「A」でも中身は同じではない(ランクA・B・Cの違いと価格差に書いた)。この記事の比較は、あくまで「その店がそのランクとして売っているもの」の値段だ。

【値段】最安の店と最高の店で、約13,000円違う

85組について、最安の店と最高の店の差を出した。差の中央値は13,180円、割合にして16.5%だった。同じ機種を、同じ日に、同じランクで買っても、店を変えるだけでこれだけ違う。

店ごとに「最安だった組の数」と「最安の店よりどれだけ高いか」を並べる。

店比べられた組最安だった組最安の店との差(中央値)
イオシス7848(62%)—
にこスマ5614(25%)+5.4%
ゲオモバイル(楽天)7522(29%)+6.2%
ソフマップ(楽天)841(1%)+14.3%
じゃんぱら(楽天)851(1%)+15.3%

ダイワンテレコムとエムモバは在庫が少なく、比べられる組がほとんど無かったので外した。

安いのはイオシス、次がにこスマとゲオ。ソフマップとじゃんぱらは、楽天市場店の値段で見るかぎり1割以上高い。

機種別に見る

在庫の多い機種のランクB(128GB)を、安い順に並べる。

機種1番安い2番目3番目4番目5番目
iPhone 13イオシス 47,800円ゲオ 49,951円にこスマ 50,800円じゃんぱら 54,980円ソフマップ 55,099円
iPhone 14イオシス 59,800円にこスマ 62,300円ソフマップ 64,334円ゲオ 65,615円じゃんぱら 69,980円
iPhone 15イオシス 82,800円ソフマップ 87,544円にこスマ 88,200円ゲオ 88,616円じゃんぱら 88,980円
iPhone 16イオシス 114,800円にこスマ 118,500円じゃんぱら 120,980円ソフマップ 123,680円ゲオ 128,326円

4機種とも、いちばん安いのはイオシスだった。2番目以降は機種によって入れ替わる。iPhone 15 は2番目から5番目までが1,500円の中に収まっている。

中古スマホ一括検索の iPhone 15 のページ。ショップ別の最安値と保証
機種ごとのページで、ショップ別の最安値と保証を毎日更新している。
iPhone 15 中古の相場・最安値【毎日更新】 | 中古スマホ一括検索
iPhone 15の中古相場(中央値)は93,280円、最安値は65,800円。7ショップ・2492件の在庫を容量・状態ランク別に比較。イオシス・じゃんぱら・ゲオモバイル・ソフマップ・にこスマ・ダイワンテレコム・エムモバの価格を毎日更新。

Pro は、にこスマとゲオも候補に入る

Pro の機種(Pro Max を含む)だけで数えると、イオシスが最安だった組は50%に下がる。代わりに、にこスマが38%、ゲオが27%の組で最安になる。ランクA(128GB)で並べるとこうなる。

機種1番安い2番目3番目
iPhone 13 Proゲオ 65,780円ソフマップ 77,521円じゃんぱら 83,980円
iPhone 14 Proゲオ 87,780円ソフマップ 97,581円じゃんぱら 98,980円
iPhone 15 Proにこスマ 104,700円イオシス 114,800円ゲオ 115,280円

iPhone 13 Pro と 14 Pro は、ゲオが2番目より1万円ほど安い。iPhone 15 Pro はにこスマが1万円安い。

ただしゲオには注意がある。ゲオは在庫の7割が「A」で、ほかの店より A の範囲が広い。そしてバッテリーの最大容量を表示していない。安い理由の一部は、そこにあるかもしれない。ゲオで Pro を買うなら、届いたらすぐバッテリーの状態を確かめて、初期不良の30日以内に判断する。

【イオシスの安さの裏】在庫の28%はバッテリー80%未満

イオシスが安いのは事実だ。ただ、検索結果を安い順に並べたときに上に来るのは、条件の違う個体が多い。

イオシスの iPhone 2,400台のうち
バッテリー80%未満(商品名に明記)666台(28%)
ネットワーク利用制限▲(商品名に明記)210台(9%)

この記事の比較では、どちらも外してある。外してもイオシスがいちばん安い、というのが上の結果だ。イオシスで買うなら、商品名に【バッテリー80%未満】と▲が付いていないものを選ぶ。それでもほかの店より安い。

もう1つの差は保証で、イオシスは3ヶ月、にこスマは1年ある。この2店の違いはイオシス vs にこスマの比較に詳しく書いた。

【バッテリー】数値が分かるのは3社。にこスマがいちばん良い

バッテリーの最大容量を数値で出している店は、にこスマ・ソフマップ・じゃんぱらの3社だ。在庫全体の分布を出した。

店最大容量の中央値90%以上の割合80%未満の割合
にこスマ86%33%0%(売っていない)
ソフマップ(楽天)85%23%0.1%
じゃんぱら(楽天)84%18%16%
イオシス数値なし—28%
ゲオモバイル(楽天)表示なし——

にこスマは80%未満を売っておらず、3台に1台が90%以上だ。じゃんぱらは数値が出る代わりに、80%未満も16%混ざっている。数値が出ている店では、同じ値段の中でいちばん高いものを選べる。出ていない店では、それができない。

バッテリーの見方は、中古iPhoneの買ってはいけない個体と狙い目に検品する側の目で書いた。

【楽天と自社サイト】じゃんぱらは、自社サイトのほうが安い

ここまでの比較で、じゃんぱらは「15%高い」と出た。ただしこれは楽天市場店の値段だ。

じゃんぱらの同じ個体を、楽天市場店と自社サイトで7台突き合わせた(iPhone 13・128GB、2026年10月2日)。

店舗楽天市場店自社サイト差
札幌39,980円36,980円3,000円
錦糸町北口42,980円39,980円3,000円
神戸43,980円40,980円3,000円
イオンモール新利府44,980円41,980円3,000円
浜松駅前45,980円41,980円4,000円
スマーク伊勢崎46,980円43,980円3,000円
川崎駅前47,980円43,980円4,000円

7台すべてで、自社サイトのほうが3,000〜4,000円安かった。割合にすると6〜9%。楽天のポイント倍率がそれより低い人は、自社サイトで買ったほうが安い。じゃんぱらで買うなら、楽天で見つけた商品を自社サイトでも探してみる。

ソフマップとゲオは、同じ突き合わせができていない。楽天市場店と自社サイトで値段が違う可能性は、同じようにある。

【値段以外】7社の保証・赤ロム・バッテリー表記

店保証赤ロムバッテリーA の割合
イオシス3ヶ月(未使用品は6ヶ月)期間に関わらず対象80%以上か未満か28%
にこスマ1年永久保証数値20%
ゲオモバイル(楽天)30日以内の返品・交換永久保証なし71%
じゃんぱら(楽天)商品ごと(多くは1ヶ月)永久保証数値29%
ソフマップ(楽天)初期不良は30日以内に返金3年以内は返品可数値55%
ダイワンテレコム1年間の全額返金無期限で交換80%以上か未満か9%
エムモバ1ヶ月(条件つきで1年)期間に関わらず対応なし15%

赤ロムの保証は、7社ともほぼ横並びだ。差が出るのは保証の長さとバッテリーの見え方である。

【もう1つの選択肢】Apple の整備済製品

中古店を比べる前に、Apple の認定整備済製品も見ておく。バッテリーと外装が新品になり、1年保証が付く。2026年10月2日の時点で、次の値段だった。

機種Apple 整備済製品中古ランクB の最安店
iPhone 15(128GB)99,800円82,800円(イオシス)
iPhone 16(128GB)114,800円114,800円(イオシス)
iPhone 15 Pro(128GB)119,800円100,700円(にこスマ)

iPhone 16 は、Apple の整備済製品と中古のランクB が同じ値段だった。同じ値段なら、バッテリーが新品で1年保証の付く整備済製品を選ばない理由が無い。在庫は日によって変わるので、欲しい機種があるかを先に見る。

整備済iPhone
整備済製品のiPhoneを最大15%引きの特別価格でAppleから購入できます。新しいバッテリーと外装が搭載され、1年間の製品保証も付いています。送料無料。返品も無料です。

Amazon にも整備済み品がある。

【結論】どこで買うか

とにかく安く買いたい人は、イオシス。在庫のあった組の6割で最安だった。商品名の【バッテリー80%未満】と▲を避けて選ぶ。

長く使う1台を買う人は、にこスマ。最安より5%ほど高いが、保証が1年あり、バッテリーは80%以上だけで、数値を見て選べる。

\バッテリー最大容量つきで探す/

Pro を探している人は、にこスマとゲオも見る。iPhone 13 Pro と 14 Pro はゲオが、15 Pro はにこスマが安かった。

iPhone 16 を探している人は、先に Apple の整備済製品を見る。

そして、どの店で買うにしても、7社を並べてから決める。同じ機種でも日によって最安の店は入れ替わる。

中古スマホの在庫一覧・価格比較 | 中古スマホ一括検索
大手中古ショップ7社の中古iPhone在庫を一括比較。価格・状態ランク・容量・バッテリー残量で絞り込めます。
中古スマホ一括検索で iPhone 14 をランクBとバッテリー90%以上に絞り込んだ画面
店・ランク・バッテリーを同時に絞り込める。

にこスマは本体のみの販売で、充電器は付かない。ほかの店も、付属品は商品ページで確かめる。充電器を持っていなければ、一緒に用意しておく。

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【まとめ】

  • 同じ機種・容量・ランクでも、店が違うだけで約13,000円違う
  • いちばん安い組が多いのはイオシス(62%)。ただし在庫の28%はバッテリー80%未満で、保証は3ヶ月
  • にこスマは最安より5%ほど高い代わりに、保証1年・バッテリー80%以上・数値つき
  • iPhone 13 Pro と 14 Pro はゲオ、15 Pro はにこスマが安い
  • じゃんぱらは、楽天より自社サイトのほうが3,000〜4,000円安い
  • iPhone 16 は、Apple の整備済製品が中古のランクB と同じ値段

iPad と Mac は、中古iPad 買ってはいけない9機種と中古MacBookの選び方に書いている。

参考文献

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