2026年3月に出た MacBook Neo は、新品で12万円を切る MacBook だ。中古の MacBook Air と比べて迷っている人は多いと思う。
筆者は情報系の大学院生で、MacBook Air(M4・メモリ24GB)でコードを書いている。勤務先の中古スマホ店では iPhone や iPad の検品をしていて(Mac は扱っていない)、中古の iPhone・iPad の値段と状態の差は日々見ている。
この記事では、Neo のデメリットを公式の仕様から並べたうえで、新品の Neo と、中古の MacBook Air 16GB のどちらが得かを、2026年10月10日の値段で比べる。
この記事の結論
| 見るもの | 結論 |
|---|---|
| いちばんのデメリット | メモリが8GBで固定。あとから増やせない |
| ほかのデメリット | 右の USB-C は USB 2 の速さで、外部ディスプレイは左だけ。256GB は Touch ID が無い |
| 値段 | 新品 119,800円〜/Apple 認定整備済製品 102,800円/中古 85,980円〜 |
| 中古 Air 16GB | M1 の16GBは 71,980円〜(日本語配列・返品可)で、中古の Neo より安い。ただし発売から6年目 |
| 選び方 | プログラミングやタブを大量に開くなら中古 Air 16GB。ネット・レポート中心で長く使うならNeo(整備済製品) |
【MacBook Neo とは】12万円を切る、A18 Pro の MacBook
Apple の仕様ページから、主なところを抜き出す。
| 項目 | MacBook Neo |
|---|---|
| 発売 | 2026年3月11日 |
| チップ | A18 Pro(6コア CPU・5コア GPU) |
| メモリ | 8GB(固定) |
| ストレージ | 256GB/512GB |
| 画面 | 13.0インチ(2408×1506)・500ニト |
| 端子 | USB-C ×2(左は USB 3・外部ディスプレイ可、右は USB 2)、イヤホン端子 |
| Touch ID | 512GB のみ |
| 重さ | 1.23kg |
| バッテリー | ビデオストリーミングで最大16時間 |
| 色 | シルバー・ブラッシュ・シトラス・インディゴ |
| 値段(税込) | 256GB 119,800円〜 |
iPhone 16 Pro と同じ A18 Pro チップを積み、ファンは無い。Apple Intelligence にも対応している。
値段は発売時に 256GB が 99,800円だったが、6月に 119,800円へ上がった。
【デメリット】公式の仕様から分かる3つ
1. メモリが8GBで固定。あとから増やせない
いちばん大きいのはこれだ。Neo のメモリは 8GB だけで、上の構成を選べない。
筆者の MacBook Air(24GB)では、エディタとブラウザとターミナルを開いているだけで、使用済みメモリが 19GB を超えている(中古MacBookの地雷モデルの記事に画面の数字を載せた)。macOS は空いているメモリを使い切るように動くので、これがそのまま「24GB 要る」という意味ではない。それでも、プログラミングや AI エディタ、タブを大量に開く使い方では、8GB は先に足りなくなる。
逆に、ブラウザでの調べもの、レポート、動画、オンライン授業が中心なら、8GB で困る場面は少ない。
2. 右の USB-C は遅く、外部ディスプレイは左だけ
USB-C は2つあるが、同じではない。左は USB 3 で外部ディスプレイにつなげるが、右は USB 2 の速さだ。外付けの SSD や、モニターをつなぐときは左を使う。ハブを1つ挟んで使うつもりなら、左のポートで足りる。
3. 256GB には Touch ID が無い
指紋認証の Touch ID が付くのは 512GB のモデルだけだ。256GB はパスワードで解除することになる。毎日何度も開け閉めするなら、地味に効いてくる。
ほかにも、カメラは 1080p で、MacBook Air(12MP のセンターフレーム)より一段低い。画面も 13.0インチで、Air の13.6インチより少し小さい。
【MacBook Air との違い】値段は半分、メモリは半分
いまの新品の MacBook Air(13インチ・M5)と並べる(Apple の比較ページより)。
| 項目 | MacBook Neo | MacBook Air 13インチ(M5) |
|---|---|---|
| チップ | A18 Pro | M5 |
| メモリ | 8GB(固定) | 16GB/24GB/32GB |
| メモリの帯域 | 60GB/s | 153GB/s |
| ストレージ | 256GB〜 | 512GB〜 |
| 画面 | 13.0インチ | 13.6インチ |
| バッテリー(ビデオストリーミング) | 最大16時間 | 最大18時間 |
| カメラ | 1080p | 12MP センターフレーム |
| 重さ | 1.23kg | 1.23kg |
| 値段(税込) | 119,800円〜 | 224,800円〜 |
重さは同じで、値段は最低構成どうしでほぼ半分。そのかわり、メモリと画面とカメラが一段ずつ下がる。
【中古と比べる】中古の M1 Air 16GB は、中古の Neo より安い
新品の Air は Neo の倍近い。では、中古の Air なら? 2026年10月10日の夜から11日にかけて、Apple と中古店の値段を並べた(すべて13インチ・税込)。
| 選択肢 | 値段 | メモリ | 発売 |
|---|---|---|---|
| MacBook Neo 新品(256GB) | 119,800円〜 | 8GB | 2026年 |
| MacBook Neo Apple 認定整備済製品(Touch ID なし) | 102,800円 | 8GB | 2026年 |
| MacBook Neo 中古(256GB) | 85,980円〜(じゃんぱら)/86,800円(イオシス B) | 8GB | 2026年 |
| MacBook Air M1 中古(16GB/256GB) | 71,980円〜(じゃんぱら・日本語配列・返品可)/79,800円(イオシス C) | 16GB | 2020年 |
| MacBook Air M2 中古(16GB/256GB) | 109,800円(イオシス B・1点)/115,280円(ゲオ B) | 16GB | 2022年 |
| MacBook Air M3 中古(16GB/256GB) | 134,800円(イオシス B)/149,380円(ゲオ A) | 16GB | 2024年 |
| MacBook Air M1/M2 16GB の Amazon 整備済み品 | 114,000円/131,313円 | 16GB | — |
※ ランクの付け方は店ごとに違い、揃えていない。Amazon 整備済み品は中古店より高いが、出品者の保証(多くは1年)と返品が付く。
中古の M1 Air 16GB は、中古の Neo より安く、メモリは倍ある。ここだけ見ると M1 が得に見える。
ただし、見落としてはいけない違いが2つある。
1つ目は、macOS をあと何年使えるか。2026年9月に出た macOS 27 は、M1 の Air も Neo も対象に入っている。Apple は各機種のサポート期限を公表していないが、M1 Air は2020年の発売で、Neo は2026年だ。筆者は M1 の macOS 更新は残り1〜2年と見ている(理由は中古MacBookの記事の「いつまで使える」に書いた)。Neo はそれより長く使えると考えるのが自然だ(あくまで筆者の見立てで、公式に確認できるのは、macOS 27 が両方を対象にしていることだけ)。
2つ目は、バッテリー。新品の Neo は当然新しい。中古の M1 は個体しだいだ。上の 71,980円の M1 16GB は充放電216回・最大容量89%だったが、同じじゃんぱらの M1 8GB には432回・84%の個体も並んでいた。Apple でバッテリーを交換すると、保証外で MacBook Air 13インチ(M1〜M3)は 26,800円(Apple の見積もり・10月10日時点。最終の料金は検査のあとに決まる)。状態の悪い個体を引いて交換することになると、71,980円+26,800円で 98,780円。整備済製品の Neo(102,800円)に近い値段になる。
M1 の 8GB と 16GB のどちらにするかは、M1 MacBook Air はまだ買いかに年あたりの値段で並べた。
【どれを選ぶか】使い方で決める
| あなたの使い方 | 向いている選択肢 |
|---|---|
| プログラミング、AI エディタ、ブラウザのタブを大量に開く | 中古の MacBook Air 16GB。安く買うなら M1、長く使うなら M2 |
| ネット・レポート・動画・オンライン授業が中心で、できるだけ長く使いたい | MacBook Neo。買うなら Apple 認定整備済製品(102,800円)が新品より17,000円安く、Apple の1年保証が付く |
| 指紋認証がほしい | Neo の 512GB か、中古の Air(M1 以降の Air には Touch ID が付いている) |
| 外部ディスプレイと外付け SSD を同時に使う | 中古の Air(Neo でもできるが、ディスプレイを左につなぐと SSD は右の USB 2 の速さになる) |
筆者が自分で買うなら、コードを書くので中古の Air 16GBを選ぶ。ただ、大学の授業とレポートが中心の新入生に勧めるなら、整備済製品の Neoのほうが、あとで困ることが少ないと思う。
中古の Air の在庫を店で見るなら、ゲオオンラインストアがランク別に並んでいて探しやすい。
中古の MacBook を買うときに見るところ(バッテリー・「探す」のロック・キーボードの配列など)は、中古MacBookの地雷モデルの記事にまとめた。
まとめ
- MacBook Neo のいちばんのデメリットは、メモリ8GB固定。ほかに、右の USB-C が遅い、256GB に Touch ID が無い
- 新品は 119,800円〜、Apple 認定整備済製品は 102,800円、中古は 85,980円〜
- 中古の M1 Air 16GB(71,980円〜・日本語配列・返品可)は、中古の Neo より安くメモリは倍。ただし発売から6年目で、OS の残りとバッテリーで差が付く
- コードを書くなら中古の Air 16GB、授業とレポートが中心なら整備済製品の Neo




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