M1 の MacBook Air は、2020年11月に出てから6年目に入った。中古の値段はこなれていて、6万円台から買える。問題は、いま買って何年使えるかだ。
筆者は中古端末を扱う店で検品をしていて、中古MacBook の買ってはいけない3つの地雷モデルでは「買うなら M1 / M2 の 16GB」と書いた。あの記事の相場は8月の値なので、ここで10月の値段を並べ直し、macOS の対応状況と合わせて「M1 はまだ買いか」を判断する。
この記事の結論
| 見るもの | 結論 |
|---|---|
| 相場(2026年10月5日・ランク C 以上・楽天市場店の最安) | 8GB/256GB は 6.3万円(じゃんぱら楽天 C・イオシス楽天)、16GB/256GB は 8.4万円(イオシス楽天)。イオシスの自社サイトはそれぞれ 59,800円・79,800円 |
| 16GB の上乗せ | 約 21,000円。M2 の 8GB/256GB(じゃんぱら楽天 C 8.5万円)とほぼ同じ値段 |
| Amazon 整備済み品 | 8GB が 81,500円、16GB は 135,400円。8月の 11万円台から上がっていて、いまは割高 |
| 新品 | Apple の 13インチは M5・16GB/512GB の 224,800円から。256GB や M4 は Apple の販売ページに無い。Amazon には M4 16GB/256GB が整備済み 176,980円・新品 19万円前後で残っている |
| いつまで使えるか | macOS 27 に対応。ただし M1 は Big Sur から数えて7世代目。Intel の Air は6世代で切られた。残りは 1〜2年の見立て(筆者の推定) |
| 買いか | 2年つなぐ割り切りなら 8GB を 6万円台で。 16GB に 8.4万円出すなら、M2 の 8GB か、M4 の整備済み(17.7万円)のほうが年あたりは安い |
買ってはいけないMacBook の「8GB は買うな」は変えない。変わったのは、16GB の M1 が「長く使える安い1台」ではなくなったことだ。以下、数字を出す。
【相場】8GB は 6.3万円、16GB は 8.4万円
2026年10月5日の夜に、同じ構成(13インチ・SSD 256GB)で各ルートの値段を確認した。楽天市場の値はじゃんぱら・イオシス・ソフマップの楽天市場店で、安い順に並べたときの最安。ランクは店の表記。ランク D(Mac専門の秋葉館・54,989円)や付属品の欠品は、表の「相場」からは外している。

MacBook Air M1(2020)8GB / 256GB
| ルート | ランク | 価格 |
|---|---|---|
| イオシス(楽天市場店) | — | 62,800円(スペースグレイ)。充電ケーブル欠品なら 60,800円 |
| じゃんぱら(楽天市場店) | C | 63,980円(スペースグレイ) |
| じゃんぱら(楽天市場店) | B | 67,980〜78,980円 |
| じゃんぱら(楽天市場店) | A | 78,980円(ゴールド)・79,980円(シルバー) |
| イオシス(自社サイト) | C | 59,800円(シルバー・2台) |
| ソフマップ(楽天市場店) | — | 70,930〜88,480円 |
| Amazon 整備済み品 | — | 81,500円(シルバー) |
MacBook Air M1(2020)16GB / 256GB
| ルート | ランク | 価格 |
|---|---|---|
| イオシス(楽天市場店) | — | 83,800円(シルバー) |
| イオシス(自社サイト) | C | 79,800円(5台) |
| ソフマップ(楽天市場店) | — | 91,980円 |
| ジャンクワールド2nd(楽天) | 表記なし | 84,800〜86,800円 |
| イートレンド(楽天) | A | 91,780〜93,980円 |
| Amazon 整備済み品 | — | 135,400円(スペースグレイ) |
MacBook Air M2(2022)8GB / 256GB(比較用)
| ルート | ランク | 価格 |
|---|---|---|
| イオシス(楽天市場店) | 電源アダプタ・ケーブル欠品 | 78,800円 |
| じゃんぱら(楽天市場店) | C | 84,980円(ミッドナイト) |
| じゃんぱら(楽天市場店) | B | 95,980〜107,980円 |
| じゃんぱら(楽天市場店) | A | 104,480〜115,980円 |
| ソフマップ(楽天市場店) | — | 95,980〜110,980円 |
いくつか読めることがある。
8GB から 16GB への上乗せは約 21,000円(イオシス楽天 62,800円 → 83,800円)。8月に買ってはいけないMacBookで書いたのはじゃんぱら自社サイトのランク下限(35,980円 → 63,980円)で、基準が違うので、そのまま比べることはしない。
M1 の 16GB と M2 の 8GB が、ほぼ同じ 8.4〜8.5万円で並んでいる(付属品の揃った個体どうしで)。2年後に残っている価値を考えるなら、ここは迷いどころになる(後述)。
Amazon の整備済み品は、16GB が 135,400円まで上がった。 8月は 111,000〜116,798円だった。出品者が変わったのだと思うが、中古店の 8.4万円に対して 5万円高い。いまは候補から外していい。8GB の 81,500円も、中古店より約 1.9万円高い。
イオシスは自社サイトのほうが楽天より 3,000〜4,000円安かった(8GB 59,800円・16GB 79,800円)。7社の比較で iPhone について書いたのと同じ構図だ。じゃんぱらの自社サイトは、この記事を書いた夜はつながらなかった(503)ので、楽天市場店の値で書いている。
【いつまで使えるか】M1 は7世代目。Intel の Air は6世代で終わった
現行の macOS 27 Golden Gate は、MacBook Air では M1(2020)から M5 までが対応で、Intel 機は1台も入っていない(Apple サポート)。Apple は2025年の WWDC で、macOS Tahoe(26)を Intel Mac に対応する最後の macOS にすると発表したとされる。
M1 の Air が受けてきた大型更新を数えると、Big Sur(11)・Monterey(12)・Ventura(13)・Sonoma(14)・Sequoia(15)・Tahoe(26)・Golden Gate(27)で 7世代目になる。
Intel の MacBook Air が何世代で切られたかを、Apple の対応一覧で確かめた。
| 機種 | 最後に対応した macOS | 大型更新の回数 |
|---|---|---|
| MacBook Air(Retina, 13-inch, 2018) | Sonoma(14・2023年) | Mojave(10.14)から 6回 |
| MacBook Air(Retina, 13-inch, 2020・Intel) | Sequoia(15・2024年) | Catalina(10.15)から 6回。Tahoe で外れた |
| MacBook Air(M1, 2020) | Golden Gate(27)で対応中 | 7回目 |
Intel の Air は、2018年も2020年も 6回で終わりだった。M1 はそれをもう超えている。Apple シリコンは Intel より長く面倒を見る、という見方はあるし、筆者もそう思う。ただ Apple は何も約束していない。残り 1〜2年と見ておくのが、買い物としては安全だ。
macOS の更新が止まっても、すぐに使えなくなるわけではない。ブラウザが動く間は使える。ただ、筆者の経験では、Xcode のような開発ツールは新しい macOS を求めてくることが多く、「開発用に安く1台」の人ほど、ここが効いてくる。
【年あたりで比べる】M1 の 16GB は、いちばん割高になった
残りの年数で値段を割ってみる。年数は上の見立てで、M1 を2年、M2 を3年、M4 を5年、M5 を6年とした。どれも筆者の推定で、幅を持って見てほしい。
| 構成 | 値段 | 残り年数(推定) | 年あたり |
|---|---|---|---|
| M1 8GB/256GB 中古(じゃんぱら C) | 63,980円 | 2年 | 約 32,000円 |
| M1 16GB/256GB 中古(イオシス楽天) | 83,800円 | 2年 | 約 41,900円 |
| M2 8GB/256GB 中古(じゃんぱら C) | 84,980円 | 3年 | 約 28,300円 |
| M4 16GB/256GB 整備済み(Amazon) | 176,980円 | 5年 | 約 35,400円 |
| M5 16GB/512GB 新品(Apple) | 224,800円 | 6年 | 約 37,500円 |
M1 の 16GB が、年あたりではいちばん高い。8月に「買うなら 16GB」と書いたときは、M1 がまだ安く、残りの年数も長く見えていた。6年目に入って、16GB の上乗せ 21,000円を2年で回収する計算になったので、見立てが変わった。
一方で 8GB の M1 は、2年つなぐだけなら年 32,000円で最安級だ。以前「8GB は寿命が短い」と書いた理由は、メモリ不足で数年後に辛くなることだったが、最初から2年で手放すつもりなら、その弱点は問題にならない。
【どれを買うか】予算と使う年数で分ける
2年つなぐ(次の買い替えが見えている人・サブ機・ブラウザと書類が中心): M1 8GB/256GB を 6万円台で。ランクは C で構わない。バッテリーの充放電回数だけは、商品ページで確かめる(買ってはいけないMacBook の検品の節)。
3〜4年使う(メインで使う・開発もする): 同じ 8.5万円なら、M1 の 16GB より M2 の 8GB のほうが長く使える。16GB が要るなら M2 の 16GB を探すことになるが、今回は M2 16GB の中古を調べていない。確認できた Amazon の整備済み品は 16GB/512GB で 193,223円だった。
5年以上: M4 の 16GB/256GB。Apple の販売ページには無いが、Amazon には整備済み(176,980円)と新品(9月29日時点で 189,800円)が残っている。年あたりでは M5 の新品より安い。
Amazon の M4 MacBook Air(16GB/256GB)。Apple の新品は M5・512GB の 224,800円からなので、256GB で十分な人はこちらが安い。
Amazon の整備済み品の M1 16GB。10月5日の時点では 135,400円で中古店より5万円高い。11万円台に戻るまで待ったほうがいい。
中古店で買うなら、イオシスは楽天市場店より自社サイトのほうが安かった。M1 8GB/256GB が 59,800円(C)、16GB/256GB が 79,800円(C)。
【まとめ】
- M1 MacBook Air(2020)の中古は、2026年10月5日の時点で 8GB/256GB が 6.3万円、16GB/256GB が 8.4万円。16GB の上乗せは約 21,000円
- Amazon 整備済み品は 8GB 81,500円・16GB 135,400円で、いまは中古店より高い
- Apple の 13インチの新品は M5・16GB/512GB の 224,800円から。M4 と 256GB は Apple の販売ページに無く、Amazon に整備済み 176,980円・新品 19万円前後が残る
- macOS 27 に対応したが、M1 は 7世代目。Intel の Air は6世代で切られた。残り 1〜2年の見立て
- 年あたりでは M1 16GB が最も割高(約 41,900円)。2年つなぐなら M1 8GB(約 32,000円)、長く使うなら M2 以降
- 買ってはいけないMacBookの「8GB は買うな」は、「2年で手放すなら例外」に変わった
どこで買うかの4ルート(保証・価格)は買ってはいけないMacBook の【どこで買う】に書いた。iPhone・iPad の中古は中古スマホ一括検索で7社を横断して見られる(Mac はまだ扱っていない)。
参考文献
- macOS 27 Golden Gate は、こちらのコンピュータに対応しています | Apple サポート ― MacBook Air は M1(2020)以降(2026年10月5日確認)
- macOS Sequoia に対応しているコンピュータ | Apple サポート ― Intel の Air は 2020 まで
- macOS Sonoma に対応しているコンピュータ | Apple サポート ― Intel の Air は 2018 まで
- macOS Tahoe | Wikipedia ― Intel 対応の最後の macOS である旨(WWDC 2025 の発表)と、Intel の Air が全機種対象外になったこと
- MacBook Air を購入 | Apple ― 13インチ M5 224,800円から(2026年10月5日)
- Mac 整備済製品 – MacBook Air | Apple ― 10月5日は 13インチの M1・M3・M4 は在庫なし
- MacBook 商品一覧 | イオシス・楽天市場の検索結果・Amazon の検索結果 ― 2026年10月5日 20〜21時の値。M4 新品の 189,800円は 9月29日の Amazon の価格(商品リンクの表示)




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