【イオシス vs にこスマ】同じ機種・同じランクでどっちが安い?iPhoneの在庫8,263台で比べたら差は約3,000円だった【2026年10月】

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買ってよかったもの

「イオシスとにこスマ、結局どっちが安いのか」

中古のiPhoneを通販で買おうとすると、この2店で迷う人が多い。比較している記事はたくさんある。ただ、同じ機種・同じ容量・同じランクの値段を、在庫を全部集計して比べたものは、筆者が探した範囲では見つからなかった。

筆者は中古スマホを扱う店で、店頭に出す前の最終チェックをしている。店名は出さない。その仕事とは別に、大手7社の在庫を毎日集めて横断検索できるサイト(中古スマホ一括検索)を自分で作って運営している。この記事の数字は、その在庫データを 2026年10月2日に集計したものだ。対象は iPhone で、イオシス 2,400台、にこスマ 5,863台である。

中古スマホ一括検索
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この記事の結論

比べたもの結論
値段条件を揃えた63組のうち52組でイオシスが安い。差は中央値で3,000円
送料イオシスは640円、にこスマは無料。送料込みの差は約2,400円
逆転する機種iPhone 15 Pro・15 Pro Max・14 Pro Max はにこスマが3,000〜11,000円安い
保証にこスマは1年、イオシスは3ヶ月
バッテリーにこスマは80%以上だけを売り、数値が出る。イオシスは在庫の29%が80%未満
在庫にこスマは 14・15・16・SE(第3世代)が厚い。イオシスは 17 系と古い機種がある

長く使う1台を買うならにこスマ、総額を抑えたいか、にこスマに無い機種が欲しいならイオシス。これが筆者の結論だ。以下、根拠を順に書く。

【比べ方】同じ機種・同じ容量・同じランクで、条件を揃えた

「iPhone 13 の最安値」だけを比べても意味がない。容量もランクもバッテリーも違う個体を比べることになるからだ。そこで次のように揃えた。

  • 機種・容量・ランク(A・B・C)が同じ在庫どうしを1組にする
  • 両方の店に5台以上ある組だけを使う
  • 値段は中央値(真ん中の1台の値段)で比べる
  • イオシスの「バッテリー80%未満」と「ネットワーク利用制限▲」の個体は外す

最後の1つが大事だ。にこスマは最大容量80%以上の iPhone だけを売っていて、ネットワーク利用制限のかからない端末だけを扱うとしている。イオシスは80%未満も▲も、商品名に明記したうえで安く売っている。これを混ぜたまま比べると、イオシスが実際より安く見える。

揃えた結果、比べられる組は 63組(イオシス 756台、にこスマ 3,852台)になった。

中古スマホ一括検索で iPhone 14・128GB・ランクB を安い順に並べた画面。上位はイオシスのバッテリー80%未満の個体
集計に使った在庫データの画面。iPhone 14・128GB・ランクB を安い順に並べると、上位はイオシスの「80%未満」で埋まる。

なお「同じランク B」でも、傷の基準は店ごとに違う。これは後の章で書く。

【値段】63組のうち52組でイオシスが安い。差は約3,000円

結果はこうなった。

組の数
イオシスが安い52
同額1
にこスマが安い10

差額の中央値は 3,000円(にこスマのほうが高い)。半分の組は 1,300〜4,500円の範囲に収まっている。

よく買われる機種の 128GB・ランクB を並べる。

機種(128GB・B)イオシスにこスマ差
iPhone 1347,800円(28台)50,800円(263台)+3,000円
iPhone 13 mini42,800円(24台)46,300円(16台)+3,500円
iPhone 1459,800円(24台)62,300円(429台)+2,500円
iPhone 1582,800円(33台)88,200円(346台)+5,400円
iPhone 16114,800円(29台)118,500円(410台)+3,700円
iPhone 16e92,800円(13台)98,700円(15台)+5,900円
iPhone 16 Pro137,800円(16台)144,700円(5台)+6,900円

送料も足しておく。イオシスは全国一律640円、にこスマは無料だ。送料込みなら、差は約2,400円に縮まる。

ちなみに、バッテリー80%未満や▲を外さずに比べると、差の中央値は4,200円に広がる。「イオシスは4,000円以上安い」という印象は、条件の違う個体が混ざっているぶんを含んでいる。

同じ iPhone 15 を、Amazon の整備済み品で見るとこうなる。

【逆転】iPhone 15 Pro 系は、にこスマのほうが安い

10組は逆に、にこスマが安かった。ほとんどが Pro の上位機種だ。

機種イオシスにこスマ差
iPhone 15 Pro 128GB・A114,800円104,700円−10,100円
iPhone 15 Pro 128GB・B107,800円100,700円−7,100円
iPhone 15 Pro 256GB・A127,800円116,700円−11,100円
iPhone 15 Pro 256GB・B119,800円111,700円−8,100円
iPhone 15 Pro Max 256GB・A147,800円141,700円−6,100円
iPhone 15 Pro Max 256GB・B139,800円136,700円−3,100円
iPhone 14 Pro Max 256GB・B117,800円112,500円−5,300円

理由は分からない。データから言えるのは、「イオシスのほうが安い」は機種によって外れるということだけだ。iPhone 15 Pro を探しているなら、先ににこスマを見たほうがいい。

逆に、差が大きく開く機種もある。iPhone 16 Pro Max の 256GB は、ランクBで13,700円、ランクCで16,700円、イオシスが安かった。

機種ごとの今の値段は、毎日更新しているページで確認できる。

iPhone 15 Pro 中古の相場・最安値【毎日更新】 | 中古スマホ一括検索
iPhone 15 Proの中古相場(中央値)は123,980円、最安値は83,800円。7ショップ・1181件の在庫を容量・状態ランク別に比較。イオシス・じゃんぱら・ゲオモバイル・ソフマップ・にこスマ・ダイワンテレコム・エムモバの価格を毎…

【イオシスが安く見える理由】在庫の3割はバッテリー80%未満

イオシスの iPhone 2,400台のうち、701台(29%)は「バッテリー80%未満」だった。商品名に【バッテリー80%未満】と書いてある個体だ。

同じ機種・同じランクの中で、80%以上と80%未満はこれだけ値段が違う。

機種(128GB・B)80%以上80%未満差
iPhone 1235,800円29,800円−6,000円
iPhone 1347,800円39,800円−8,000円
iPhone 1459,800円49,800円−10,000円
iPhone 1582,800円73,800円−9,000円
イオシスの iPhone 14 の商品一覧を安い順に並べた画面。商品名に【バッテリー80%未満】と付いている
イオシスの iPhone 14 を安い順に並べた画面(2026年10月2日・イオシス公式サイトより)。上位はすべてこの表記が付いた個体だった。

イオシスの検索結果を安い順に並べて「安い」と思ったら、まず商品名を見る。

80%未満を買って、Apple でバッテリーを交換する手もある。交換料金は iPhone 12・13 が15,600円、14・15・16 が17,200円だ(2026年10月2日に Apple の見積もりで確認)。iPhone 13 なら39,800円に15,600円を足して55,400円になる。80%以上の個体(47,800円)より7,600円高いが、バッテリーは新品になる。

値引き(6,000〜10,000円)は、交換料金より小さい。安く済ませるための個体ではなく、「どうせ電池は替える」と決めている人向けの個体だ。そのまま毎日使うつもりで買うものではない。筆者の店では、70%を切った個体は店頭に出していない。

もう1つ、ネットワーク利用制限「▲」の個体が203台(8.5%)ある。前の持ち主が分割払いの途中で手放した端末という意味で、イオシスは▲が×になったら期間に関係なく交換か返金に応じるとしている。筆者は▲を避ける理由は無いと考えているが、にこスマと値段を比べるときは、これも条件が違う個体だ。

【バッテリー】にこスマは数値が出る。高い個体ほど値段も高い

にこスマは、商品名に「バッテリー最大容量:86%」のように数値を出している。イオシスは「80%以上」か「80%未満」かしか分からない。

では、にこスマでは最大容量が高い個体をいくらで買えるのか。同じ機種・容量・ランクの中で、最大容量ごとの値段を出した。

最大容量iPhone 13iPhone 14iPhone 15
80〜84%50,800円(251台)61,600円(41台)85,800円(11台)
85〜89%51,500円(10台)62,300円(382台)86,600円(38台)
90〜94%52,900円(1台)63,700円(1台)88,200円(235台)
95〜99%55,000円(1台)65,800円(4台)90,600円(61台)

(いずれも 128GB・ランクB)

読み取れることが2つある。

1つは、最大容量の上乗せは小さいということだ。80%台前半と95%以上の差は4,200〜4,800円しかない。多くの店では最大容量は値段に反映されないが、にこスマは反映している。それでもこの差なら、高い個体を選んだほうが得だ。Apple でバッテリーを交換すると15,600〜17,200円かかる。4,000円台の上乗せで95%以上が買えるなら、そのほうが安い。

もう1つは、機種によって、そもそも残っている個体が違うことだ。iPhone 13 は263台のうち251台が80〜84%で、90%以上は2台しかない。iPhone 15 は346台のうち297台が90%以上だ。「にこスマで iPhone 13 を買う」は、ほぼ「80%台前半を買う」と同じ意味になる。バッテリーを重視するなら、13 より 15 のほうが選べる。

にこスマの iPhone 14 の商品一覧。商品ごとにバッテリーの数値が出ている
にこスマの iPhone 14 の一覧(2026年10月2日・にこスマ公式サイトより)。一覧の時点でバッテリーの数値が分かる。

バッテリーをどう見るかは、中古iPhoneの買ってはいけない個体と狙い目に検品する側の目で書いた。

【ランク】同じ「B」でも、店によって基準が違う

2店のランクの定義を、公式ページの説明から要約する。

ランクイオシスにこスマ
A使用感の少ない美品新品に近く、目に見える傷がほぼない
B目立つ傷はなく、経年劣化相当の使用感直径1mm以下の小傷が少し(目安は5つ以下)
C目立つ傷・ひび割れ・付帯パーツの劣化や欠品1mmを超える傷、凹み、画面の擦り傷のいずれか

違いが出るのは C だ。にこスマは A〜C のすべてで「画面割れ・不具合なし」としている。イオシスの C は、定義の上ではひび割れを含みうる。C を買うなら、にこスマのほうが下限を読みやすい。イオシスで C を買うときは、商品ごとの状態の説明を読む。

ランクでいくら変わるかも出しておく。

iPhone 15・128GBABC
イオシス87,800円82,800円74,800円
にこスマ91,700円88,200円82,100円

A と B の差は3,500〜5,000円、B と C の差は6,100〜8,000円だ。

検品する側から言うと、ランクは外装の話しかしていない。傷は値段が下がる理由であって、使えるかどうかとは別だ。ケースとフィルムを付けるなら B で足りる。

B や C を買うなら、届いた日にフィルムを貼ってしまうのがいい。

【保証・送料・返品】3,000円の差で、保証が9か月延びる

値段以外の条件を並べる。2026年10月2日に両社の公式ページで確認した内容だ。

項目イオシスにこスマ
中古の保証3ヶ月(未使用品は6ヶ月)1年
延長保証あり(イオサポ・月額300円〜・12ヶ月払い)公式ページに記載なし
自己都合の返品保証の対象外発送後14日以内なら可(手数料は客負担)
赤ロム保証期間に関係なく交換か返金期間に関係なく返品交換
▲の端末販売している(商品名に表記)利用制限のかからない端末のみ
バッテリー80%未満も販売(商品名に表記)80%以上のみ・数値を表示
送料全国一律640円無料
実店舗全国13店なし(以前の店舗は閉店)
付属品商品ごとに違う(本体のみ/箱とケーブル付き)本体のみ(充電器は付かない)
運営株式会社イオシス(1998年設立・大阪)株式会社Belong(伊藤忠商事の子会社)

いちばん大きいのは保証だ。にこスマは1年、イオシスは3ヶ月。

イオシスには延長保証(イオサポ)があり、通常の保証に1年を足せる(合計1年3ヶ月)。月額は端末の値段で決まる。2026年10月2日にカートで表示された額は、69,800円の iPhone 14 で月550円、84,800円の iPhone 15 で月650円だった。12ヶ月払いで途中解約はできないので、総額は6,600〜7,800円になる。保証を1年以上に揃えると、3,000円の差は逆転する。

保証が効くのは、カメラやタッチのような、外から見えない機能の不具合だ。筆者が検品で店頭に出さないと決める理由にも、カメラの不良がある。3ヶ月と1年の違いは、そこで効く。

一方、バッテリーの劣化は2店とも保証の対象外だ。後から保証では取り返せないので、買う前に数値で選べるかどうかが効いてくる。

一方で、イオシスには店がある。届く前に実物を見たい人、その場で持って帰りたい人には、通販だけのにこスマには無い選択肢だ。

【在庫】にこスマは 14・15・16・SE が厚い。イオシスは幅が広い

台数はにこスマが多い。ただし、偏っている。

項目イオシスにこスマ
iPhone の在庫2,400台5,863台
機種の数4329
iPhone 17 系・18 Pro・Air394台69台

にこスマは iPhone SE(第3世代)が1,500台、iPhone 14 が1,037台、15 が837台、16 が606台で、この4機種で在庫の7割近くを占める。売れ筋を大量に持っている店だ。

イオシスは台数こそ少ないが、iPhone 17 系だけで350台あり、iPhone 7 や 8、XR といった古い機種も置いている。ドコモ・au・ソフトバンクの各キャリア版も分かれて並んでいる。「この機種のこの色が欲しい」と決まっている人は、イオシスのほうが見つかる。

(台数は筆者の一括検索に取り込んでいる範囲での数字で、各店の全在庫とは一致しない。)

【ほかの5社】iPhone 14 で7社を並べる

2店だけで決める必要はない。同じ iPhone 14・128GB・ランクB を、7社で並べるとこうなる。

店中央値台数保証バッテリーの表記
ダイワンテレコム55,800円71年間の全額返金80%以上か未満か
イオシス59,800円423ヶ月80%以上か未満か
にこスマ62,300円4291年数値
エムモバ63,580円31ヶ月(条件つきで1年)なし
ソフマップ(楽天)64,334円72初期不良は30日以内に返金数値
ゲオモバイル(楽天)65,615円10530日以内の返品・交換なし
じゃんぱら(楽天)69,980円224商品ごと(多くは1ヶ月)数値

赤ロムは7社とも、期間を問わないか3年以内の保証を付けている。ランクの基準は店ごとに違い、イオシスの42台にはバッテリー80%未満の個体も含む。この表は目安として見てほしい。

7社の在庫をまとめて、容量・ランク・バッテリーで絞り込めるようにしてある。

iPhone 14 中古の相場・最安値【毎日更新】 | 中古スマホ一括検索
iPhone 14の中古相場(中央値)は67,000円、最安値は43,800円。7ショップ・2520件の在庫を容量・状態ランク別に比較。イオシス・じゃんぱら・ゲオモバイル・ソフマップ・にこスマ・ダイワンテレコム・エムモバの価格を毎日更新。

【結論】どっちで買うか

にこスマが向いている人

  • 1台を2年以上使うつもりの人
  • バッテリーの数値を見て選びたい人
  • iPhone 14・15・16・SE(第3世代)を探している人
  • iPhone 15 Pro・15 Pro Max を探している人

保証が1年あり、バッテリーは80%以上しか無く、送料もかからない。差額の約3,000円は、その代金だと考えれば高くない。

\バッテリー最大容量つきで探す/

イオシスが向いている人

  • とにかく総額を抑えたい人
  • バッテリーは自分で交換する前提の人
  • iPhone 17 系や、古い機種・キャリア版を探している人
  • 店で実物を見て買いたい人

安く買える代わりに、保証は3ヶ月で、条件の違う個体が混ざっている。商品名の【バッテリー80%未満】と▲を見て、納得して買う店だ。

\安さと機種の幅で選ぶなら/

にこスマは本体のみの販売で、充電器は付かない。イオシスも商品によっては本体のみだ。持っていなければ、一緒に用意しておく。

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【まとめ】

  • 条件を揃えると、63組のうち52組でイオシスが安い。差は約3,000円、送料込みで約2,400円
  • iPhone 15 Pro 系は、にこスマのほうが3,000〜11,000円安い
  • イオシスの在庫の29%はバッテリー80%未満。最安値を見るときは商品名を確認する
  • にこスマは最大容量が高いほど値段も高いが、上乗せは5,000円以内
  • 保証はにこスマ1年、イオシス3ヶ月。イオシスに延長保証(総額6,600円〜)を付けると、値段は逆転する

どの個体を選ぶかは、中古iPhoneの買ってはいけない個体と狙い目に書いた。Mac と iPad は、中古MacBookの選び方と大学生に新品iPadは不要にまとめている。

参考文献

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