2026年7月10日、ついに新型「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」が正式発表された。かの有名な「スーフォア」が、399ccの新設計直列4気筒とE-Clutchを引っ提げて復活である。
そして筆者は、発表当日の昼にホンダドリームへ駆け込み、その場で予約してきた。現在の愛車はCB250R。つまりこの記事は、「CB250R乗りが、発表から数時間で新型スーフォアの予約を入れてきた」一次情報の実録レポだ。CB250Rの正直レビューはこちら。
ネットを探せばスペック解説は山ほど出てくるが、「実際に店舗へ行ったら予約は何番目だったのか」「乗り出し総額はいくらか」「納期はどうなりそうか」という情報はまだ少ない。これから予約を検討している人の参考になれば幸いだ。
【いつ発売?】新型CB400SFの発売日は2026年8月21日(金)
先に、検索されがちな事実だけ置いておく。
- 発売日は2026年8月21日(金)
- 販売はHonda Dream(ホンダドリーム)のみ。一般のバイク店では買えない
- メーカー希望小売価格は998,800円(税込・税抜908,000円)
- 国内の年間販売計画は4,600台
簡単におさらいしておく。新型CB400 SUPER FOURは、2022年に生産終了した先代CB400SFの後継となる、新設計399cc水冷直列4気筒のネイキッドで、通常のMTが存在しないE-Clutch専用モデルである。
ただし、勘違いしないでほしいことがひとつある。8月21日は「発売日」であって、「あなたの手元に届く日」ではない。
筆者の店舗の場合、当初は4台入る予定だった。それが発売前日の時点で1台に減っている。注文数が少ないドリーム店では、発売日に1台も入らないところもあるという。8月21日に乗って帰れる人は、全国でもかなり限られる。
【結論】発表当日の昼でも、一番人気カラーはすでに6番目だった
先に結論から述べる。
- 発表(午前)から約1時間後に店舗到着した時点で、一番人気のウルフシルバーメタリックは6番目待ち。他の色でも2〜3番目だった
- 店員さんの話では、各店舗への割り当ては1色につき1台ずつで、その後は各色ひと月に1台ペースで納品される見込みとのこと(※あくまで店員さんの推測)
- 初回入荷は4台。ただし発売日当日に乗り出せるのは店舗あたり2人だけとのことだった。実際にはその後、地震の影響で入荷が1台にまで減っている
- 筆者は最終的にロスホワイトを選び、2番目を確保した

「発表を見てから動く」では、すでに遅かった。それくらいの過熱ぶりである。予約を迷っている人は、この記事を閉じてすぐホンダドリームに電話することをおすすめする。
なお、予約の順番待ちと下取り査定は並行して進められる。むしろ順番だけ押さえて査定を後回しにすると、納車直前にディーラーの提示額をそのまま飲むことになりがちだ。理由は下の「下取りは相見積もりが全て」の章で書く。
【なぜ乗り換える?】CB250Rオーナーが400ccに行く理由
乗り換えの理由は単純で、単気筒の「音」と、高速道路での余裕のなさである。CB250Rに悪いところがあったわけではない。3年16,000km乗った上での「あと一歩」であり、これはステップアップでしか埋まらない。そのあたりは前の記事に全部書いた。学生のうちに乗り回しておきたい、という事情も大きい。400ccになれば車検も車体価格も上がるが、乗りたいバイクに乗れる時間は思っているより短い。
スペック比較: CB250R vs CB400SF E-Clutch
スペックを並べると、乗り換えで何が変わるのかが分かりやすい。
| 項目 | CB250R | CB400 SUPER FOUR E-Clutch |
|---|---|---|
| エンジン | 水冷4ストロークDOHC 単気筒 249cc | 水冷4ストロークDOHC 直列4気筒 399cc |
| 最高出力 | 27PS / 9,500rpm | 58PS / 11,500rpm |
| 最大トルク | 23N・m / 7,750rpm | 38N・m / 9,750rpm |
| 車両重量 | 144kg | 187kg |
| シート高 | 795mm | 780mm |
| タンク容量 | 10L | 15L |
| クラッチ | 通常のマニュアル | E-Clutch(手動操作も可) |
| 車検 | なし | あり |
出力は27PSから58PSへ2倍以上。一方で車重は43kg増、そして250ccでは無縁だった車検がついてくる。それでも乗り換えを決めた理由は、上に書いたとおりである。
E-Clutch専用モデルに抵抗はないのか

上で書いたとおり、この新型に通常のMTは存在しない。「クラッチ操作こそバイクの醍醐味」派には気になるポイントだと思う。筆者は原付のタクト(AT)にも乗っているので抵抗感はなく、むしろ期待のほうが勝っている。店員さんも「E-Clutchに慣れると、もう普通のクラッチ付きには乗れない。楽だから」と断言していた。実際どうなのかは、納車後にレビューする。
なお注意点をひとつ。E-Clutch搭載車とはいえクラッチレバーは普通に付いていて、変速はシフトペダルで自分で行う。つまりAT限定免許では乗れない。MT免許(普通二輪免許)が必要だ。E-ClutchはバイクをATにする装置ではなく、あくまで「クラッチ操作を補助してくれる」システムだと理解しておこう。
【実録】発表当日の予約タイムライン
ここからが本題。発表当日に何が起きたかを時系列で残しておく。
11時頃: メールで発表を確認
新型CB400の噂自体は以前からあった。ただ、筆者はこれまでホンダドリームでバイクを買ったことこそあれど、CB400の新型について連絡したことは一度もなく、いわゆる「発表されたら教えてください」の列には並んでいなかった。この判断が後で効いてくる。
12時頃: 店舗到着。すでにシルバーは埋まりつつあった
発表から1時間ほどで店舗に到着。店内の客は筆者ひとりだけ。「余裕で1番目では?」と思ったのだが、甘かった。
- 一番人気のウルフシルバーメタリック: 6番目
- 他の色でも2〜3番目
店内に誰もいないのに、である。カラクリはすぐに分かった。私の接客中も店員さんは何度も受電しており、別の店員さんはひっきりなしに電話をかけて「新型CB400が発表されました」と伝えていた。つまり、以前から「発表されたら連絡して」と頼んでいた常連客が、電話で次々と予約を入れていたわけだ。

シルバー「3番目」が、あとから「6番目」になった話
ひとつ不穏な話も残しておく。最初に店頭で聞いたとき、シルバーは「3番目」という話だった。ところが帰宅後に店舗から電話があり、「6番目でした」と訂正されたのだ。
推測の域を出ないが、公式発表前から(非公式に)予約枠を押さえていた人がおり、店舗に向かった順番では3番目だったところに、以前からの予約者が前に入った——というのが筆者の読みである。真相は分からないが、「店頭で聞いた順番が後から変わることがある」のは事実として共有しておく。
結局、筆者はウルフシルバーを諦めてロスホワイトの2番目に落ち着いた。
【納期】新型CB400SFはいつ納車される?予約2番目で「早くて10月」だった
店員さんによると、状況はこうだ(※いずれも現時点での店員さんの見立てであり、確定情報ではない)。
- 各店舗への割り当ては1色につき1台ずつ
- その後は各色、ひと月に1台ペースで納品される見込み
- 初回入荷は4台。ただし発売日に乗り出せるのは、店舗あたり2人(※7月時点の話。実際には地震の影響で1台に減った)
仮にこのペースが正しければ、シルバー6番目は納車まで半年待ちコースもあり得る。
ちなみに筆者はホワイトの2番目で、納車は9月から10月くらいとの回答だった。発売日が8月21日なので、2番目でも1ヶ月前後は待つ計算になる。
ただしこれは7月10日に予約した場合の話だ。これから予約する人の待ち時間はまったく違う。次の章で、公式の台数からの逆算と、発売前日に販売店へ聞いた最新の予約状況を出す。
【予約日別】いつ予約したら、いつ納車されるのか。公式の台数から逆算した
ここまでは店員さんの話である。ここからは、ホンダが公表している数字だけを使って自分で計算してみる。
ホンダの発表によると、CB400 SUPER FOUR E-Clutchの国内年間販売計画は4,600台。そして販路はHonda Dreamのみで、その店舗数は全国173店(2026年8月20日時点、公式の店舗一覧を全エリア数えた実数)である。
- 4,600台 ÷ 173店 = 1店あたり年間およそ26.6台
- 26.6台 ÷ 12ヶ月 = 1店あたり月およそ2.2台
- 2.2台 ÷ 4色 = 1色あたり月およそ0.55台。つまり同じ色は約1.8ヶ月に1台しか入ってこない
店員さんの見立ては「各色ひと月に1台」、つまり店舗あたり月4台だった。公式の販売計画から逆算すると月2.2台なので、店員さんの見立ては約1.8倍ほど楽観的ということになる。
この逆算が正しいかどうかは、筆者自身で検算できる。筆者はホワイトの2番目だ。1色あたり1.8ヶ月に1台なら、2番目の納車は発売から約1.8ヶ月後、つまり2026年10月ごろになる。店員さんの回答は「9月から10月くらい」だった。ほぼ一致する。
この計算をもとに、同じ色で何番目ならいつ納車されるのかを並べたのが下の表だ。
| 同じ色での予約順 | 納車時期の目安(逆算) |
|---|---|
| 1番目 | 2026年8月下旬(発売直後) |
| 2番目 | 2026年10月ごろ |
| 3番目 | 2026年12月ごろ |
| 4番目 | 2027年2月ごろ |
| 5番目 | 2027年3月ごろ |
| 6番目 | 2027年5月ごろ |
ここで気づいてほしいのは、納車時期を決めているのは「予約した日」ではなく「その色で何番目か」だという点である。
同じ7月10日に予約した人でも、一番人気のウルフシルバーで6番目なら2027年5月ごろ、空いている色で1番目なら8月下旬に乗れる。同じ日に予約して、半年以上変わる。
だから「いつ予約したか」で自分の納期を推測しても当たらない。販売店に電話して「自分は何番目ですか」と聞くのが唯一の確実な方法で、番号さえ分かれば上の表で目安が立つ。
※ この逆算は、生産が計画どおり進んだ場合の最短の目安である。下に書くとおり、熊本製作所は現在も生産を休止している。実際にはこれより遅れる可能性がある。
【追記 2026年8月20日】熊本の二輪工場は、発売日を休止のまま迎える
ここまでの納期見通しは、7月の店員さんの話と、生産が平常どおり進むことを前提にした逆算である。ただし今、その前提のほうが崩れている。
2026年7月28日に発生した熊本地震の影響で、ホンダの熊本製作所(熊本県菊池郡大津町)が稼働を停止している。同製作所は国内唯一の二輪生産拠点だ。
ホンダの発表は8月17日に更新された。最新の内容はこうだ。
- 地震で作動したスプリンクラーにより漏水・浸水が発生。ただし建屋や生産設備に大きな被害はない
- 8月8日〜16日は夏季休暇のため、もともと稼働予定なし
- 8月17日以降も完成車生産は休止を継続。めどが立った工程から段階的に再開する予定で、再開時期は明示されていない
- 一方、部品供給の影響で止まっていた四輪の3拠点(埼玉・鈴鹿・ホンダオートボディー)は、部品調達のめどが立ち8月20日から生産を再開した

つまり、四輪は動き出したが、二輪を作る熊本製作所は休止したまま8月21日の発売日を迎えることになる。熊本製作所はホンダの国内で唯一、二輪車の完成車を生産している拠点である。
発売前日の8月20日、販売店にも確認した。生産は止まったままで、再開していないとのことだった。影響は予約車だけではなく、店頭に置くデモ車(試乗車)の納期もズレているという。生産再開の見通しについては「いつ頃かは分からない」という回答だった。
発売日の初回入荷にも影響が出ている。冒頭に書いたとおり、筆者の店舗は当初4台の予定が1台に減った。
「8月21日発売」ではあるが、その日に実車が並ぶ店は限られる、というのが実態である。
注意してほしいのは、ホンダの発表に車種名は一切出ていないという点だ。熊本製作所では多くのモデルを生産しており、CB400SFの生産や納期について個別の発表があったわけではない。
つまり現時点で言えるのは、「国内の二輪生産拠点が止まっている」という事実までである。納期にどう響くかは公表されていない。
【発売前日に電話した】8月20日時点で、今から予約すると何番目か
逆算はあくまで計算である。実際どうなのか、発売前日の8月20日に販売店へ電話して聞いた。
まず前提として、熊本の生産休止について販売店から予約者への連絡は来ていない。こちらから聞くまで情報は下りてこない。予約している人は、待つより自分から電話したほうが早い。
「今から予約すると、各色それぞれ何番目になりますか」と聞いた答えがこれだ。
| カラー | 発表当日(7/10)昼 | 発売前日(8/20) |
|---|---|---|
| ウルフシルバーメタリック | 6番目 | 10番目以上 |
| ロスホワイト | 2〜3番目 | 6番目前後 |
| マットバリスティックブラックメタリック | 2〜3番目 | 6番目前後 |
| キャンディークロモスフィアレッド | 2〜3番目 | 6番目前後 |
41日で、4色合わせて約13人待ちから約28人待ちに増えている。月におよそ11人のペースだ。
ここで前の逆算を思い出してほしい。この店に入ってくるのは月2.2台だった。つまり注文は供給のおよそ5倍の速さで積み上がっている。待ち行列は縮むどころか、今も伸び続けている。
そしてもうひとつ。現在の待ち人数28人は、1店あたりの年間割当26.6台とほぼ同じである。今この瞬間の待ち行列だけで、その店の1年分をすでに使い切っている計算になる。
これを踏まえて、今日から予約する場合の納車時期を逆算するとこうなる。
| いま予約すると | 何番目か | 納車時期の目安 |
|---|---|---|
| ウルフシルバーメタリック | 10番目以上 | 2027年12月ごろ、またはそれ以降 |
| その他の3色 | 6番目前後 | 2027年5月ごろ |
「発表から1ヶ月ちょっとで、こんなに変わるのか」というのが正直な感想である。7月10日の昼に店へ駆け込んだ判断は、結果的にかなり大きかった。
なお筆者自身の納車予定も聞いた。ホワイトの2番目で「早くて10月ごろ、ただし遅れる見込み」とのことだった。前の章の逆算では2番目は10月中旬。計算と実際の回答が一致したので、この逆算モデルはある程度信用してよさそうだ。
【色選び】実車はモーターサイクルショーで展示
カラーは以下の4色。
- ウルフシルバーメタリック
- ロスホワイト
- マットバリスティックブラックメタリック
- キャンディークロモスフィアレッド
【人気順】発表当日、実際に売れた順番はこうだった
色の人気ランキングは各所で予想されているが、ここでは予想ではなく実際に起きたことを書く。発表から約1時間後、筆者が店舗に着いた時点での予約の埋まり具合である。
| 人気順 | カラー | 発表当日昼の時点で |
|---|---|---|
| 1位 | ウルフシルバーメタリック | すでに6番目待ち |
| 2位以下 | ロスホワイト / マットバリスティックブラックメタリック / キャンディークロモスフィアレッド | いずれも2〜3番目 |
ウルフシルバーメタリックだけが突出していた。ホンダの発表によると、この色は1980年代に北米のレースシーンで活躍したCB750Fのカラーリングとストライプをモチーフにしたものだ。CBの歴史を知っている層に刺さったのだと思う。
裏を返せば、シルバー以外を選べば納期は大きく短縮できる。前の章の逆算に当てはめると、シルバーの6番目は2027年5月ごろ、他の色の2番目なら2026年10月ごろだ。半年以上違う。
「どうしてもシルバーがいい」なら待つしかないが、「シルバーが人気らしいからシルバー」で選ぶと、半年待つことになる。
【筆者の選び方】消去法でロスホワイトになった
店員さんのイメージでは、シルバーはすでに発売されているCB1000Fのような雰囲気、ホワイトはCB1300のようなイメージとのこと。ただし店員さん自身も実車は見ておらず、あくまで写真からの予想だ。
筆者の消去法はこうだった。
- マットブラック: マット塗装は維持が難しいので見送り
- レッド: ヘルメットがブルーなので似合わないかもしれず見送り
- 残ったシルバーは6番目まで埋まっていたため、ホワイトで決定
……「ならホワイトもレッドの差し色が入ってるから微妙じゃん!」というツッコミは無しだ。
ぶっちゃけ色は好みが全てである。すでに多くの人がモーターサイクルショーの実車動画を上げているので、そちらや、店舗に実車が入ってきたタイミングで自分の目で確認してほしい。

【お金の話】乗り出し総額は110万円
気になるお金の話。すでに報じられている通り、車両本体は税込99万8800円と100万円を切ってくれた。
筆者の見積もりは以下の通り。

上が実際の見積書だ。読みづらいので全項目を書き起こしておく。
| 区分 | 項目 | 金額 |
|---|---|---|
| 車両 | 製品価格 | 998,800円 |
| 車両 | 製品値引 | −2,240円 |
| 車両 | 付属品合計(ETC) | 40,700円 |
| 車両 | 小計 | 1,037,260円 |
| 課税諸費用 | 納車手続費用 | 38,500円 |
| 課税諸費用 | ナンバー代 | 940円 |
| 課税諸費用 | 防犯登録 | 1,870円 |
| 課税諸費用 | ETCセットアップ費用 | 3,300円 |
| 課税諸費用 | 小計 | 44,610円 |
| 非課税諸費用 | 自賠責保険(37ヶ月) | 10,630円 |
| 非課税諸費用 | 重量税 | 5,700円 |
| 非課税諸費用 | 印紙代 | 1,800円 |
| 非課税諸費用 | 小計 | 18,130円 |
| 諸費用合計 | 62,740円 | |
| 乗り出し総額 | 1,100,000円 |
※ この見積書は、店頭で「シルバーは3番目」と言われていた時点で出してもらったものなので、色はウルフシルバーメタリックになっている。その後の電話で6番目と訂正され、ロスホワイトに変更した(経緯は上の「シルバー『3番目』が、あとから『6番目』になった話」を参照)。金額は色によって変わらない。
オプションはETCだけである。付属品の40,700円という数字は、ミツバ製ETC1.0の本体20,900円に、取り付けの技術料19,800円が乗ったものだ。本体とほぼ同額の工賃がかかる。
USB電源も付けるつもりだったが、新型はヘッドライトハウジング右側にType-Cが標準装備されているため、見送った。
見てのとおり、総額はちょうど1,100,000円である。きれいに揃っているのは偶然ではなく、製品値引の−2,240円で端数を合わせているからだ。値引きはこの2,240円のみで、実質ゼロと考えていい。発表直後の人気車種なので、そこは仕方がない。
車両本体が998,800円で、乗り出しは1,100,000円。つまり車両価格に約10万円を足した額が、実際に必要になる金額の目安になる。
予約金はゼロ。キャンセル料もなし
意外だったのがここ。予約の段階では1円も支払っていない。手付金・予約金の類は不要で、仮にキャンセルしても違約金などは発生しないとのことだった。「とりあえず順番だけ確保する」ことのハードルは、思っているよりずっと低い。迷っているなら、まず枠を押さえてから悩めばいい。
支払いはある程度自分で用意しつつ、足りない分は親から借りて一括で支払う予定だ。親にコツコツ返済していく形なら金利もかからない。学生がローンを組むより、まず親に頭を下げる方が合理的である(借りられるかは日頃の行い次第だが……)。
下取りは「相見積もり」が全て
そしてここから、現在乗っているCB250R(2019年式・走行20,000km)の下取り分が引かれる。ネットで相場を調べても、店員さんに聞いても、査定額はおよそ20万円とのことだった。
ただし、この20万円をそのまま受け入れるつもりはない。筆者の作戦はこうだ。
- まずバイクワンやバイク王などの無料出張買取に査定してもらう。出張買取は2社以上呼ぶと、その場で競ってくれるので効率がいい
- 近所のレッドバロンなどにも持ち込み、なるべく高い査定額を集める
- 最後にホンダドリームへ持って行き、その見積もりを提示して買い取ってもらう
実際、店員さんも「他店の見積もりがあれば頑張らせていただく」と明言していた。相見積もりは取れば取るほど良い。数万円の差は普通に出るので、面倒がらずにやる価値がある。
250ccから400ccで、任意保険はどう変わるのか
車検が増えるのは誰でも分かるが、任意保険も上がる。排気量区分が変わるうえ、車両価格が上がるので車両保険を付けるなら差はさらに開く。
筆者もこのタイミングで見直すつもりだが、現時点ではまだ切り替えていない。実際にいくら上がったかは、納車が近づいたらこの章に追記する。
ここは代理店で1社だけ聞くより、一括見積もりで並べたほうが早い。無料で、入力も5分ほどだ。
ついでに書いておくと、筆者は50ccの原付にも4年乗っている。そちらは維持費が年間約34,000円だった。400ccは車検も任意保険も税金も桁が変わるので、「安く足を確保する」だけが目的なら、原付のほうが圧倒的に安い。それでも400ccを選ぶのは、安さ以外の理由があるからだ。
【納車まで】予約が取れたら、待っている間に揃えておくもの
予約が取れても、納車は早くて1ヶ月、今から予約するなら1年前後、色によってはさらに先になる。この期間は暇なようでいて、実は用品を選ぶのにちょうどいい。納車当日に「ヘルメットが無い」では話にならない。
ヘルメット
インカム
あえて買わなくていいもの
- USB電源: 新型は標準でType-Cが付く。オプションで足す必要はない
- ETC: 車体オプションで付けたほうが配線が綺麗。筆者もディーラーオプションで頼んだ
【教訓】これから予約する人へ
今回の体験から得た教訓をまとめる。
- 「発表を見てから動く」では遅い。 発表1時間後の店頭到着で、人気色は6番目だった
- 予約の主戦場は店頭ではなく電話。 まずは最寄りのホンダドリームに電話しよう
- 気になる新型車があるなら、日頃から店舗と繋がっておく。 「発表されたら連絡ください」の一言を伝えていた人たちが、今回の勝者だった
- 予約金はゼロ・キャンセル料もなし(筆者の店舗の場合)。 迷っているなら、先に枠を確保してから悩めばいい
- 店頭で聞いた順番は変わることがある。 過度に一喜一憂しないこと
- 色にこだわりが薄いなら、空いている色を選ぶ。8月20日時点でシルバーは10番目以上、他の3色は6番目前後。逆算すると半年以上変わる
- 下取りは相見積もりが全て。 「他店の見積もりがあれば頑張る」とディーラー自身が言っている
【まとめ】納車されたら、またここで会おう
最後に、公式のプロモーション動画を観て思ったことを書いておく。新型CB400SFは若いライダーに焦点を当てているのは明白だ。
起用されているモデルが若いし、41秒あたりのカット——眼鏡を掛けた若い会社員風の男性が横断歩道で待っていると、CBの走り抜ける風が吹いてくる(イメージ)——などは、明らかに無くても成立するシーンをわざわざ入れている。
「次の世代に乗ってほしい」というメッセージだろう。

「若者のバイク離れ」と言われて久しいこの時代に、看板車種の直4をこの価格でぶつけてくる。
発表当日の熱狂の中で、勢いのままロスホワイトの2番目を確保してきた。正直、399ccの直4が100万円以下で買える時代がもう一度来るとは思っていなかった。ホンダの本気に、こちらも本気で応えた形である。
納車されたら、CB250Rとの比較レビュー、E-Clutchの使用感、実燃費レポートなどを順次書いていく予定だ。CB250Rの下取り査定の実録(レッドバロン・ホンダドリームの相見積もり結果)や、250から400になって任意保険・維持費がどう変わったかも、別記事でまとめるつもりである。燃費の記録には、筆者が個人開発した燃費管理アプリ「FuelLens」をフル活用するつもりである。
同じくCB250Rから乗り換えを迷っている人、これから予約に走る人の参考になれば幸いだ。
参考文献














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