大学の講義室を見渡すと、今や半数以上の学生がiPadを開いている。 iPadでノートを取れば、重い教科書や何冊ものノートをカバンに詰め込む必要はなくなる。間違いなく、大学生にとって最高の自己投資だ。
しかし、最初に断っておきたいのだが、私は「iPad 1台だけで大学生活を乗り切る」ことは絶対に推奨しない。 プログラミングや複雑なレポート作成など、PCでしか快適にこなせない作業が必ずあるからだ。PCという母艦があってこそのiPadである。「ノートパソコン+iPad」の2台持ちこそが、つぶしの利く最強の布陣なのだ。
これを踏まえた上で、なぜそれでも大学生が「追加でiPadを買うべきなのか」、その理由を解説していく。
筆者が愛用しているのは「iPad Air(第4世代)」
自分がiPadを購入するにあたって、外せない要件が2つあった。
- Apple Pencil 第2世代に対応していること
- ポートがUSB-Cであること

この条件を満たすのは(購入当時で)iPad AirとiPad Proしかなかったため、初期費用を抑えられる型落ちの「iPad Air 4」を中古で選んだ。(2026年現在、全てのiPadにUSB-Cが採用されているが、Apple Pencil第2世代対応となると依然としてAirかProに絞られる。)
2026年3月には驚異的な性能を誇る最新の「M4 iPad Air」がリリースされたが、私は今でもこの数世代前のAir 4を愛用し続けている。
M4チップのスペックは確かに魅力的だが、講義のノート取りやPDFの閲覧、動画視聴といった大学生の用途において、Air 4のA14チップで動作がカクつくことはまずあり得ない。動画編集などの重い作業をしない限り、最新機種との性能差を実感することは不可能だ。
日々店頭で最新端末に触れる機会も多いが、私自身は今回の新型M4への買い替えを見送り、Air 4の続投を決めた。その詳しい理由や、現在Air 4を買うべきか迷っている人へのアドバイスは以下の記事で本音を語っているので、ぜひ読んでみてほしい。
大学生がiPadを買うべき3つの理由
1. タブレットとして「対抗馬がいない」
まず1つ目の理由は、手書きタブレットにおいてiPadの右に出るものが存在しないことだ。
手書きができる端末の選択肢としては、Windowsのタッチパネル搭載ノートパソコンがある。だが、これはタッチ感度が微妙だったり、遅延が大きかったりするため、日常的に手書きをする大学生にとっては致命的なストレスになる。
Androidタブレットも各社から出ているが、ノートアプリの豊富さや書き味においてiPadのシェアには遠く及ばない。iPadは教育現場におけるタブレット端末のデファクトスタンダードなのだ。
2. 紙を超える「上質な手書き体験」ができる
当たり前ではあるが、iPad最大の魅力はApple Pencilによる書き込みだ。Air 4は側面に吸着して充電できる「第2世代」に対応している。

定価で約2万円と非常に高価だが、筆圧検知や書き味は魔法のように素晴らしい。
さらに、画面に「ペーパーライクフィルム」を貼ることで、ツルツル滑るガラスの感覚が消え、まるで本物の紙と鉛筆のような自然な摩擦が生まれる。これはiPadをノート化する上で絶対に買うべき必須アイテムだ。
私は絵を描くことはないため、機能としてはオーバースペックかもしれない。しかし、一度この自然な書き味に慣れてしまうと、もう他のペンやノートには戻れない。 (ちなみに、私が愛用しているノートアプリは「Goodnotes」だ。数百円の課金要素はあるが、使い勝手とペン先の追従性が圧倒的で、これ以外を日常使いすることは考えられない。)
3. 大画面での資料閲覧と「デュアルディスプレイ」化
Kindleを始めとした電子書籍や、大学で配布される膨大なPDFレジュメ。これらをスマホの画面で読むと文字が小さく、すぐに疲れてしまう。
そこで11インチの大画面が活きてくる。スマホと比べて情報の一覧性が格段に良く、漫画なども見開きで読めるため没入感が高い。 さらに、PCでプログラミングのコードを書きながら、横に置いたiPadで技術書やリファレンスを表示しておくといった「サブモニター的」な使い方が非常に捗る。この連携力の高さこそが、2台持ち最大のメリットだ。
iPadを買ったら絶対に試すべき「読み放題」
情報系の大学生は技術書や専門書を読む機会が多いが、1冊3,000円以上と高額なものが多い。iPadを手に入れたら、まずはAmazonの「Kindle Unlimited」を試すのが圧倒的におすすめだ。
高価な技術書から暇つぶしの漫画、雑誌まで200万冊以上が読み放題になり、iPadの大画面を最大限に活かしきることができる。最初の30日間は完全に無料で使えるため、iPadでの読書体験(使い勝手)をテストする環境としても最適だ。
まとめ:迷っているなら一度使ってみよう
個人的には、全ての大学生がiPadを一度は持つべきだと思っている。
「自分に使いこなせるかな…」と迷っているなら、とりあえず買ってみて、肌に合わなければ売れば良い。iPadはリセールバリュー(再販価値)が非常に高いため、中古で購入してから売却しても、そこまで値下がりしにくいという強みがある。
毎日持ち歩き、日常のインプットとアウトプットに使い倒すことで、iPadは必ず価格以上の真価を発揮してくれる。この記事を読んで、一人でも多くの人がiPadの素晴らしさに気づいてくれれば幸いだ。




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