【3年使用】SHOEI Z-8 の正直レビュー┃Z-9 に買い替えるか?

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バイク

SHOEI の Z-9 が2026年9月16日に出荷を始めた。筆者は先代の Z-8 を3年被っている。CB250R で通学と大阪までのロングツーリングに使い、これから納車される新型CB400SFにもそのまま持ち越すつもりでいた。

先に結論を書く。Z-8 を選んだ理由は「軽いから」で、3年経ってもその判断は正しかった。後悔は1つだけで、店頭でサイズを合わせずに買ったことである。Z-9 はその後悔にちょうど答える形で出てきた。値段は上がったが、フィッティング(P.F.S.)が価格に含まれるようになった。

この記事は、Z-8 の3年分の実感と、Z-9 で何が変わったかを並べて、「今 Z-8 を持っている人は買い替えるべきか」「これから買う人はどちらか」に答える。Z-9 はまだ被っていないので、Z-9 側はメーカー公表の事実だけを書く。

【結論】Z-8 は3年後も軽い。買い替えるなら理由は「色」と「フィッティング」

項目Z-8 を3年被った実感
軽さ選んだ理由はこれ1つ。一日中首に載せて、峠でも高速でも最後に効くのは重さ
疲れ大阪までのロングツーリングでも首の疲れで困ったことは無い
静粛性・風不満は無い。高速で風切り音はするが、この重さと引き換えなら納得
壊れたところ無し。内装のへたりも実用上は気にならない
後悔店頭でサイズを合わせなかった。被れているし痛くもないが、合わせておけばよかったと3年経っても思う
買い替え余裕があれば Z-9 に。理由は性能ではなく、新型CB400SF(白×赤)に合う色と、今度こそフィッティングをやってもらうこと

Z-8 に性能面の不満があって買い替えるのではない。3年被って「もう一段軽いものが欲しい」とも思っていない。買い替えの理由は、次のバイクの色と、自分の頭に合わせてもらう機会が価格に含まれるようになったことの2つである。

【Z-8】軽さで選んで、3年後に残った感想

筆者が Z-8 を選んだ理由は1つで、軽いからである。ヘルメットは一日中首に載せているもので、街乗りでは気にならなくても、峠を走った日の帰りや高速を1時間走ったあとに差が出る。重いヘルメットで走った日の首の張りを一度知ると、軽さは最優先になる。

3年使って、その判断は変わらなかった。CB250R で片道200km超の大阪往復をしても、首の疲れで困った記憶は無い。壊れたところも無く、シールドの CWR-F2 は曇り止めのピンロックを付けたまま今も問題なく動く。

不満を挙げるなら、高速での風切り音はそれなりにある。ただ、これは軽さと引き換えに受け入れたもので、Z-8 を選ぶ人はそこを分かって選んでいると思う。

唯一の後悔: 店頭でサイズを合わせなかった

Z-8 は通販ではなく店で買ったが、その場でサイズを合わせてもらわずに、いつものサイズで持ち帰った。被れているし、痛いところも無い。それでも、合わせておけばよかったと3年経っても思う。

理由は単純で、「合っているかどうかが自分では分からない」からだ。ヘルメットは慣れると多少の緩さや当たりに気づかなくなる。もし最初に頭の形を測ってもらって、内装の厚みを調整していたら、いま被っているものと同じ Z-8 でも、たぶん少し違うものになっていた。ヘルメットは10万円近い買い物なのに、いちばん安く効くはずの「合わせる」を飛ばしたのが、この3年の唯一の反省である。

【Z-9】何が変わったか。被っていないので、事実だけ

Z-9 は2026年9月16日出荷開始、単色 71,500円(税込・P.F.S. 込み)。Z-8 から約5年ぶりのモデルチェンジで、SHOEI とメディアの公表内容をまとめるとこうなる。

項目Z-8Z-9
価格(単色)62,700円(税抜57,000円・SHOEI 公式 2026年9月)71,500円(P.F.S. 込み)
グラフィック74,800円(限定コラボは 88,000円)85,800円(BURNSIDE・KABOOM。10〜11月発売予定)
ベンチレーション基準(右列の倍率はすべて Z-8 比)アッパーの流入量 約1.9倍、ロア 約1.4倍(SHOEI 公表)
空力基準リフト 約13%減、ドラッグ 約3%減(SHOEI 公表)
静粛性基準低音域の騒音を低減(SHOEI 公表)
シールドCWR-F2CWR-F2 のまま(互換あり。ロックボタン大型化・調整レバー追加)
インカム専用スペース無しSHOEI COMLINK 対応(別売アダプターで B+COM SX1 / SENA SRL3)
サイズXS〜XXL の6段階(帽体は S/M/L/XL の4サイズ独立)XS〜XXXXL の8段階(XXXL / XXXXL は3色限定)
フィッティング店によるP.F.S.(サイズ診断/内装調整)が価格に含まれる(3D P.F.S. は除く)

筆者が気にしているのは、この表の下2行ではなく、次の2つである。

1. 新型CB400SF と同じ白×赤のグラフィックがある

筆者が予約している新型CB400SFはロスホワイト、白に赤の差し色が入る。いまの Z-8 はブルー単色で、正直、並べると合わない気がしている。Z-9 のグラフィック BURNSIDE には白×赤の配色(TC-10 WHITE/RED、TC-1 RED/WHITE)があって、これが2026年10月発売予定である。納車が「早くて10月、遅くとも11月」なので、時期も重なる。

グラフィックは 85,800円で、単色より 14,300円高い。性能は同じなので、ここは完全に見た目に払う金額である。

2. フィッティングが価格に含まれる

Z-8 で飛ばした「合わせる」が、Z-9 では P.F.S. として価格に含まれている。SHOEI の対応店(SHOEI TECHNICAL SHOP)では専用の計測器で頭を測り、内装の厚みを調整してもらえる。3年前の後悔を、追加料金なしで潰せる。筆者にとって Z-9 のいちばんの変更点はここだ。

なお P.F.S. は店頭で受けるものなので、通販で買うとこの価値は受け取れない。Z-9 を買うなら店頭、というのが結論になる。

【買い替えるか】筆者の答えと、読者別の答え

筆者は、余裕があれば買い替える。理由は性能ではなく、色とフィッティングである。Z-8 に不満は無いので、急いではいない。10月に BURNSIDE が出て、納車の時期が見えてから決める。

読者別に整理するとこうなる。

状況答え
Z-8 を持っていて不満が無い買い替えなくていい。軽さは変わらないし、シールドも共通。5年前のモデルでも困らない
Z-8 を持っていて、サイズが合っていない気がする買い替えの価値がある。P.F.S. 込みで店頭で合わせてもらう
これから最初の SHOEI を買うZ-9 を店頭で。7万円出すなら、合わせてもらえる分は必ず受け取る
予算が厳しい型落ちの Z-8 が安く出ていれば、それも軽さは同じ。ただし通販の Z-8 は転売価格のことが多いので、定価を確認する
通販で安く済ませたい筆者は OGK KABUTO の SHUMA を勧める。理由は Z-8 と同じで、このクラスでは軽いから

通販で買うなら、筆者が新型CB400SFの用品記事でも挙げている SHUMA が現実的な選択になる。

【手順】Z-8 を売って Z-9 に替えるなら

買い替えるとき、Z-8 は捨てずに売る。3年使ったヘルメットでも、SHOEI は中古の需要がある。筆者の予定はこうだ。

  1. 10月に BURNSIDE の実物を店頭で見る。色が新型CB400SFに合うかを自分の目で確認する
  2. その場で P.F.S. を受けて、サイズと内装を合わせて注文する
  3. Z-9 が届いてから Z-8 を手放す。先に売ると、納品までの間に被るものが無くなる
  4. Z-8 はウェア・ヘルメット専門の買取に出す。使用3年・傷ありでも査定は付く
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ヘルメットは製造から年数が経つほど買取額が下がるので、買い替えると決めたら、Z-9 を受け取った日に出すのがいちばん高い。

【まとめ】

  • Z-8 を選んだ理由は軽さ。3年被って、その判断は正しかった。壊れたところも無い
  • 後悔は1つ、店頭でサイズを合わせなかったこと。合っているかは自分では分からない
  • Z-9 は 71,500円で P.F.S. が価格に含まれる。ベンチレーション・空力・インカム対応が進んだが、シールドは Z-8 と共通
  • Z-8 に不満が無いなら買い替えなくていい。筆者が替えるのは、新型CB400SFに合う白×赤の BURNSIDE(10月)と、今度こそフィッティングをやってもらうため
  • 通販で安く済ませるなら SHUMA。Z-9 を買うなら店頭で

新型CB400SFの納車までに揃えるものは、別記事にまとめている。ヘルメットはその中でいちばん高く、いちばん長く使うものなので、合わせてから買ってほしい。

参考文献

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