新型CB400SF E-Clutchの任意保険は、筆者の条件(21歳以上補償・6等級・対人対物無制限・車両保険なし)でダイレクト3社を並べて年38,980円から73,370円だった。そして、同じ条件で今乗っているCB250Rを入れ直すと、3社とも金額が1円も変わらなかった。250ccから400ccへの乗り換えで保険料は上がらない。上がるとしたら理由は別にある。
筆者は2026年7月10日の発表当日に予約して、納車は「早くて10月、遅くとも11月」と聞いている。任意保険は納車日が固まらないと契約できないが、見積もりは納車前に取れる——と思って一括見積もりに入力したら、最後の画面で「見積もりを提供できません」と出て終わった。この記事は、そこから保険会社の公式サイトで1社ずつ取り直した結果と、「納車のときに保険会社を替えるのか、替えないのか」を決めた理屈を書く。
【結論】保険料は排気量では決まらない。納車時は「車両入替」、乗り換えは満期に判断
先に筆者の決定と、見積もりで分かったことを書く。
| 項目 | 結果・決定 |
|---|---|
| 250 → 400の値上がり | 0円。アクサと三井ダイレクトで、CB250RとCB400SFを同条件で入れて同額 |
| 一括見積もり | 納車前の車体では0社(「見積もりを提供できません」) |
| 車両保険 | ダイレクト3社とも付けられない。チューリッヒは「お客様の条件では付帯できません」、三井・アクサは本体に無い |
| 納車時(10〜11月) | 今の三井ダイレクトで「車両入替」。等級はそのまま。差額はほぼ出ない見込み |
| 満期(2027年5月) | 満期の2〜3か月前に一括見積もりで全社を並べる。今の見積もりでは乗り換える理由が無い |
「今すぐ安い会社に替えればいいのでは」と思うかもしれないが、満期前に会社を替えると等級が上がるのが遅れる。筆者は5等級で、無事故で1年経つごとに1等級ずつ上がる途中だ。10月に乗り換えると、そこからまた1年数えることになり、5月に上がるはずだった6等級が翌年の10月までずれ込む。年払いの解約返戻金も月割りより少なくなることが多い。だから納車時は車両入替で今の契約に残し、乗り換えは満期に合わせる。これが一番損をしない順番である。

【前提】筆者の条件と、CB250Rでの保険料
見積もりの数字は条件で全部変わるので、先に筆者の条件を書く。
| 項目 | 筆者の条件 |
|---|---|
| 保険会社 | 三井ダイレクト損保(ダイレクト型) |
| 年齢条件 | 21歳以上補償(22歳・ブルー免許) |
| 等級 | 5等級・事故有係数適用期間1年(2026年契約時点) |
| 対人・対物 | 無制限 |
| 車両保険 | なし |
| 自分への補償 | 人身傷害・搭乗者傷害・自損事故・無保険車傷害、すべてなし(対物超過修理費用特約のみあり) |
| 使用目的 | 日常・レジャー(年間走行 4,001〜5,000km) |
| 割引 | インターネット契約割引 3,000円・継続割引 2.0% |
| 現在の年額 | 22,990円(年払い) |
| 満期 | 2027年5月25日 |
つまり「相手への補償だけ」の最小構成だ。自分の怪我は入っていない。これが22,990円の正体で、後で出てくる3社の新規見積もりが全部これより高いのは、そこに搭乗者傷害などが自動で乗るからでもある。
この22,990円に至るまでに、事故で3等級ダウンして年81,420円まで払った年がある。その推移はCB250Rの総括記事の保険の章に全部載せている。今回の見積もりは、5月の満期で1等級進んだ6等級・事故有係数0年の前提で取った。
乗り換える車体はこうだ。
| 項目 | CB250R(現在) | CB400SF E-Clutch(納車待ち) |
|---|---|---|
| 車両価格 | 中古で乗り出し48万円 | 税込998,800円(乗り出し110万円) |
| 排気量 | 249cc | 399cc |
| 車検 | なし | あり(自賠責は車検に合わせて24か月) |
| 保険の車種区分 | 二輪の軽自動車(125cc超250cc以下) | 二輪の小型自動車(250cc超) |
見積もりを取る前の筆者の予想は「車両保険を付けなければ、250と400の差は思ったほど大きくない」だった。結果は「大きくない」どころではなかった。
【一括見積もりは0社】最後まで入力して「見積もりを提供できません」で終わった
最初にインズウェブのバイク保険で一括見積もりを試した。参加は10社(アクサ損害保険・チューリッヒ・三井ダイレクト損保・損保ジャパン・AIG損保・三井住友海上・あいおいニッセイ同和・東京海上日動・ZuttoRide少額短期保険・SBI日本少額短期保険)で無料、ダイレクト型と代理店型が同じ画面に並ぶので、これで済めば一番早い。
結果から言うと、最後まで入力して「見積もりを提供できません」で終わった。10社中0社である。

理由は画面に出ない。納車前の車体で、初度登録年月と始期日を納車予定で入れたことが関係していると筆者は疑っているが、確かめられていない。
筆者は満期の2〜3か月前、2027年3〜4月にもう一度やる。そのときは車検証も始期日も確定しているので、少なくとも入力で詰まることはない。結果はこの記事に追記する。
【取り直し】ダイレクト3社の公式サイトで1社ずつ
納車前に取れるのは、保険会社の公式サイトの見積もりだった。ダイレクト型の3社(チューリッヒ・アクサ損害保険・三井ダイレクト損保)は、氏名や住所を入れる前の段階で条件だけから年額が出る。代理店型は代理店経由になるので今回は外した。
条件は3社とも同じにした。対人対物無制限・21歳以上補償・本人・22歳・ブルー免許・長崎県・日常レジャー・年間5,000〜6,000km・現在5等級(事故有1年・今期事故なし)で満期切替、つまり新契約は6等級・事故有0年。
3社それぞれに癖があった。
- アクサ: 生年月日と都道府県だけで年額が出る。約5分。電話もメールも来ない
- チューリッヒ: 満期日を「今日から90日以内」でしか選べない。5月の満期は入らないので12月で代用した(等級は同じ6等級になるので、始期日の違いは料率改定がなければ影響しない)
- 三井ダイレクト: 現在の契約が三井だと「マイページからお手続きください」と止まる。前契約を他社にして入れ直した。継続の人には付かないネット割引(3,500円)が乗っている
【結果】3社の年額と、「250と400で同額」
筆者の条件で出た年額がこれだ。3社とも人身傷害なし、車両保険なし。
| 保険会社 | CB400SF(250cc超) | CB250R(250cc以下) | 主な補償 |
|---|---|---|---|
| 三井ダイレクト損保(新規扱い) | 38,980円 | 38,980円 | 対人対物無制限・搭乗者傷害200万・対物超過 |
| アクサ損害保険 | 43,440円 | 43,440円 | 対人対物無制限・自損1,500万・無保険車2億・搭乗者300万 |
| チューリッヒ | 73,370円 | ― | 対人対物無制限・人身傷害定額払200万・自損1,500万・無保険車2億 |
| (現在の契約)三井・CB250R | ― | 22,990円 | 対人対物無制限・5等級・事故有1年 |
※2026年9月20日時点。新規のネット割引を含む(三井 3,500円・アクサ 最大10,000円・チューリッヒ 8,000円)。新規のネット割引は初年度だけなので、乗り換え先を決めるときは割引を抜いた額でも比べる。
読み取れたことを3つ。
250ccと400ccで、保険料は1円も変わらない
アクサと三井ダイレクトで、車体をCB250Rに戻して同じ条件で取り直したら同額だった。バイクの任意保険は「125cc以下」と「125cc超」で分かれていて、その上は排気量で分けていない。「400にすると保険が高くなる」は、車両保険を付けない限り起きない
最安と最高で年34,390円の差
同じ対人対物無制限で、三井の38,980円からチューリッヒの73,370円まで。搭乗者傷害や自損事故の額が少しずつ違うが、その差では説明がつかない。1社だけ見て決める理由が無いのはこのためだ
今の契約22,990円より、3社の新規見積もりのほうが高い
筆者の今の契約は、事故有係数を背負った5等級で22,990円である。新規で取り直した6等級のほうが高いのは、今の契約が対人対物だけなのに対して新規向けプランには搭乗者傷害などが自動で付くことと、料率改定の分だ。つまり車両入替で今の契約に残るのが一番安い。この時点で、5月に乗り換える理由はほぼ消えた
【車両保険】100万円のバイクに付けたかったが、付けられなかった
CB250Rには車両保険を付けていなかった。48万円の中古に、年数万円を上乗せする気にならなかったからだ。CB400SFは車両だけで998,800円ある。立ちゴケでカウルとマフラーを傷めれば10万円単位、盗まれれば100万円がそのまま消える。だから今回は「車両保険あり」の額も取るつもりだった。
取れなかった。
| 保険会社 | 車両保険 |
|---|---|
| チューリッヒ | 唯一「バイク保険に車両保険を付けられる」ダイレクト型だが、筆者の入力では「お客様の条件ですと車両保険が付帯できません」と出た。しかも付いたとしても車対車の事故のみで、盗難・単独事故・あて逃げは対象外 |
| 三井ダイレクト損保 | 本体に無い。SBI日本少額短期保険「みんなのバイク保険」(車両専用)を別契約で足す |
| アクサダイレクト | 本体に無い。同じく「みんなのバイク保険」を足す |
| 損保ジャパン・東京海上日動など代理店型 | 車両保険あり(保険料は高め) |
つまり「ダイレクト型の安さ」で100万円の車体を守る手段は、事実上「みんなのバイク保険」を足すしか無い。これは満期のときに、盗難補償の額と保険料を見て決める。
盗難については車両保険とは別に、物理的に対策する。納車までに揃える用品の記事に書いたとおり、カバーは納車したその夜から掛け、ディスクロックとチェーンは車体を見て掛かる場所を確かめてから選ぶ。100万円のバイクに乗る学生の現実解は、保険で戻すより盗られないことだ。
【納車時の手続き】車両入替はWebだと「納車30日前・ナンバー確定後」
見積もりで会社を決めても、納車の日に切り替わるわけではない。筆者のように満期まで契約を残す場合、納車日にやるのは車両入替である。
三井ダイレクトのマイページで実際に途中まで進めてみた。分かったのはこれだ。
- 納車日は「今日から30日以内」しか選べない。それより先を選ぶと「お電話でお手続きください」
- 次の画面で新しいバイクのナンバープレート(運輸支局・記号・番号)が必須。登録前の車体では先に進めない

つまり手順はこうなる。
- ホンダドリームから納車日の連絡が来たら、登録が済んだ時点でナンバーを聞く
- 納車の前日までにマイページで車両入替(納車が30日以内なら Web、それより先なら電話)
- 保険料は差額精算。排気量で変わらず車両保険も無いので、差額はほぼ出ない見込み
- 手続きが納車前に済んでいれば、納車当日に新しいバイクへ乗った時点で補償が切り替わる
- 手続き前に納車されると、新しいバイクは無保険の状態で走ることになる
筆者はここを一番警戒している。差額と、Webで納車の何日前から手続きできるかは、納車日が決まった時点で三井に確認する。実際の手続きと所要時間、差額の実額は納車後にこの章へ追記する。
【まとめ】納車待ちの今やること
- 納車前の相場はダイレクト3社の公式サイトで取る。一括見積もりは納車前だと通らない(筆者は0社だった)
- 250→400で保険料は上がらない。上がるとしたら年齢条件・等級・車両保険
- 車両保険は、ダイレクト型では実質付けられない。100万円の車体は物理ロックで守る
- 納車時は今の会社で車両入替。Webならナンバー確定後・納車30日前から
- 会社を替えるのは満期。満期の2〜3か月前に一括見積もりで全社を並べる。筆者は2027年3月にやる
CB250Rで年8万円を払った年がある筆者にとって、任意保険は「安いところに入る」より「事故を起こしたときに使える状態にしておく」ほうが先だ。そのうえで、同じ補償なら安い会社を選ぶ。年34,390円の差は、消耗品で言えばタイヤ前後ぶんに相当する。
納車されたら車両入替の実額を、2027年3月に一括見積もりを取り直したらその結果と乗り換え先を、この記事に追記する。同じくCB400SFの納車を待っている人、250から400へ乗り換える人の参考になれば幸いだ。
参考文献
- バイク保険・原付保険の一括見積もり|インズウェブ(参加10社)
- バイク保険を乗り換えるには?手順やタイミングを解説|インズウェブ(満期前の乗り換えと等級)
- 車両入替(バイクの変更)の手続き|チューリッヒ
- バイクの入替の手続き|三井ダイレクト損保 よくあるご質問
- バイク保険|三井ダイレクト損保(車両補償の扱い)
- バイク保険|アクサ損害保険(車両補償の扱い)
- バイク保険(任意保険)の新規見積り|チューリッヒ







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