Android用スマートウォッチを3つ使って、結局iPhoneに乗り換えた|決済できるかが全てだった

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買ってよかったもの

Apple Watchは、Androidでは動かない。使いたければiPhoneに乗り換えるしかない。

私は2025年4月に Galaxy S21 から iPhone 16e に替えた。理由はApple Watchである。

そう書くと「たかが時計のためにスマホを替えるのか」と思われそうだが、それまでAndroid向けのスマートウォッチを3つ使っていて、どれも物足りなかったという前提がある。Huawei Band、Mi Band、Amazfit GTR 4。安くて軽くてバッテリーも持つ。でも、決定的に足りないものが1つあった。

この記事では、乗り換えの経緯と、1年半使ってどうだったかを書く。中古のApple Watchを検討している人にも役立つはずだ。

そもそも、なぜ乗り換えたのか

正直に書くと、「Apple Watchのために乗り換えを決意した」というほど劇的な話ではない。

当時使っていた Galaxy S21 に不満はまったく無かった。ただバッテリーがヘタってきていて、そろそろ買い替えかと思っていた。 そのタイミングで2つのことが重なった。

同じ Galaxy を中古で買い直す手もあった。いまの中古相場は中古Galaxyの相場一覧にまとめている(S21 の後継の Galaxy S24 なら5万円台から)。

  • Apple Watchが良いらしい、という話を聞いた
  • お下がりの Apple Watch Series 6 を、1万円で譲ってもらえそうだった

つまり「どうせスマホを買い替える。次はiPhoneにすれば、1万円でApple Watchも手に入る」という計算である。ゼロから12万円出して飛び込んだわけではない。

この順序は、これから乗り換えを考えている人には重要だと思う。 スマホの買い替え時期と重ねれば、追加の出費はWatch代だけで済む。わざわざ買い替えサイクルの途中で乗り換える必要はない。

なお、iPhoneの中でなぜ16eを選んだかは別記事に書いた。軽さ・バッテリー持ち・デザインの3点である。

Android用スマートウォッチでは、なぜ足りなかったのか

ここが本題である。

それまで使っていたのは Huawei Band、Mi Band、そして Amazfit GTR 4。どれも悪い製品ではない。安いし、軽いし、バッテリーは何日も持つ。

でも、結局できることは通知の確認くらいだった。

腕に通知が来る。それは便利だ。だが、それだけである。スマホを取り出す回数が少し減る、という以上の変化は起きなかった。

足りなかったのは決済である。

Apple Watchにして、一番変わったのは決済だった

腕で決済できる。これが想像以上だった。

  • バスに腕をかざして乗れる
  • コンビニのクレジットカード決済が腕でできる
  • 交通系もクレカも、Apple Watchの中に入る

財布もスマホも出さずに改札を通り、コンビニで会計を済ませられる。これは「少し便利」ではなく、行動が変わるレベルだった。 Android向けのバンド類では、ここが丸ごと抜けていた。

次点は通知である。Apple Watchは通知がちゃんと来る。 安価なバンドだと通知が遅れたり、取りこぼしたり、日本語が化けたりするが、そういうことが起きない。

そしてアクティビティリング。これでほんの少しだけ健康への意識が上がった。 大げさなことは言わない。リングを閉じたいから一駅歩く、という程度である。それでもゼロよりはいい。

お下がりの Series 6 で、半年やってみた

乗り換えてから2025年9月までの約5か月間はお下がりの Apple Watch Series 6 40mm(2020年モデル)を使っていた。

結論から言うと、Series 6 でだいたい全部できた。

決済も通知もアクティビティリングも、ここまで書いたことは一通り動く。「まずApple Watchを試したい」という目的なら、この世代で十分だった。

問題はバッテリーだった。ギリギリ1日持つ、という状態である。 朝つけて夜に力尽きるかどうか、という綱渡りだった。

数字で言うと、バッテリーの最大容量は 79%(設定 → バッテリー → バッテリーの状態)。AppleCare+ のバッテリー交換の条件が「80% 未満」なので、譲ってもらった時点でもう交換ラインの下だった。2020年発売のモデルを5年目に使うというのはそういうことで、中古で Series 6 世代を買うなら、この数字を先に見たほうがいい。

それでも Series 11 を買った

2025年9月、Apple Watch Series 11 を発売日に買った。GPSモデルの42mm、ジェットブラックのアルミニウムケースにダークグレイのスポーツループである。

※リンクのバンドはスポーツバンド

セルラーは付けなかった。どうせiPhoneは持ち歩くし、Apple Watch単体で通信するには別途契約が要る。月額を払ってまで得られるものが、自分の使い方には見当たらなかった。決済も通知も、iPhoneが鞄の中にあれば問題なく動く。

決め手はバッテリーである。 Series 6 でできることには満足していたが、毎日ギリギリなのはさすがに限界だった。

ただ、買ってから思っていなかったところが良かった。ジェスチャー操作である。

手首を振るだけでキャンセルできる

これが本当に良い。 目覚まし、アラーム、通知。腕をひねるだけで消せる。

地味に聞こえるだろうが、片手が塞がっている場面がどれだけ多いかを実感した。荷物を持っている、料理をしている、自転車に乗っている。そういうときに腕を振るだけで通知を片付けられる。

ダブルタップで確定できる

指を2回つまむだけで確定できる。 これも最高だ。

一番効くのは長い通知を読むときである。腕で受けて、左手のダブルタップだけでスクロールして読み切れる。右手を一切使わずに長い文章が読める。

この2つは Series 9 以降の機能で、Series 6 には無い。 買い替えて初めて分かった差だった。

中古のApple Watchを買うなら

私自身が中古(お下がり)から入った人間なので、これから試す人にはこう言いたい。

とりあえず始めるために中古は全然アリである。

1万円で試せるなら、合わなかったときの傷も浅い。実際それで私はハマった。そのうえで、選ぶときの条件を3つ挙げる。

1. watchOS の最新版に対応している機種を選ぶ

2026年9月14日、watchOS 27 がリリースされた。そして対応機種が絞られた。

watchOS 27 に対応Series 9以降 / Ultra 2以降 / SE 3
対応しないSeries 6 / 7 / 8 / 初代Ultra とそれ以前

対応外の機種は watchOS 26 で止まり、以後はセキュリティ更新のみになる。Appleは「watchOS 27 の新機能は Series 9以降の処理性能を前提にしている」と説明している。

つまり、私が半年使った Series 6 は、ちょうど切られた側である。 そして2025年9月に Series 11 へ上げたのは、結果的に正解だったことになる。あのまま使っていたら、1年後にサポートから外れていた。

2. ダブルタップと手首キャンセルができる機種を選ぶ

上に書いたとおり、この2つは想像以上に効く。 結果として Series 9 以降という線になり、1つ目の条件と一致する。

中古で買うなら Series 9 以降。 価格ではなく世代で切ったほうがいい。

相場感として、ゲオオンラインストアでは Series 9(41mm・GPS)の状態Aが 25,000円前後、SE 第2世代が2万円弱で出ている(2026年9月18日時点・セール価格)。私が Series 6 を譲ってもらった1万円よりは高いが、watchOS 27 に載る世代がこの値段で試せる。

\Series 9 以降を中古で探す/

3. 充電器とバンドが付いているか確認する

中古は本体だけで売られていることがある。 Apple Watchの充電器は専用品なので、無いと充電できない。一緒に買うこと。

Anker
¥13,190 (2026/11/05 00:43時点 | Amazon調べ)

Anker 公式ストアは会員登録で保証が6か月延びる(一部製品を除く。Anker MagGo Wireless Charging Station (Foldable 3-in-1) を Anker 公式ストアで見る)。

また、ゲオの一覧には「バンド無」と明記された個体も多い。充電器とバンド、両方が付いているかを商品名で見ること。バンドについては、腕につけるものなので、中古が気になる人は気になるかもしれない。ここは好みの問題である。

かかった金額

Apple Watchのために乗り換えると、いくらかかるのか。私の場合はこうだった。

項目定価実際に払った額
iPhone 16e 128GB(2025年4月・MNP・24回払い)99,800円74,280円(3,095円 × 24回)
Apple Watch Series 6(お下がり)—10,000円
Apple Watch Series 11 GPS 42mm(2025年9月・発売日)64,800円42,800円
合計164,600円127,080円

iPhone 16e は定価から25,520円引きになった。MNPでの乗り換えだったためである。

Series 11 が定価より安いのは、同年3月にMacBook Airを学割で買ったときに付いてきた22,000円分のAppleギフトカードを充てたからである。

これは学生なら狙って使える。 Appleの学割キャンペーンは時期によってギフトカードが付く。3月にMacを買って、9月にApple Watchの足しにするという使い方ができた。有効期限には余裕があるので、慌てて使い切る必要はない。

いま中古で組むなら、iPhoneを中古、Apple Watchを中古(Series 9以降)にすれば、 この半額以下で始められる計算になる。

まとめ

  • Apple Watchは Android では動かない。使いたければ iPhone に替えるしかない
  • ただしスマホの買い替え時期に重ねれば、追加出費はWatch代だけで済む
  • Android向けバンド(Huawei / Mi Band / Amazfit)との決定的な差は決済。 腕でバスに乗れてコンビニで払える。通知だけのバンドとは別物だった
  • お下がりの Series 6 でもだいたい全部できた。まず中古で試すのは十分アリ
  • ただし今から中古を買うなら Series 9 以降。watchOS 27 に載り、 ダブルタップと手首キャンセルが使える
  • 中古は充電器とバンドの有無を必ず確認する

Android のままでいたい人向けに、中古 Google Pixel と 中古 Galaxy の相場もまとめている。

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