「128GB で足りますか。256GB にしたほうがいいですか」
中古の iPhone を買うとき、機種の次に迷うのが容量だ。新品なら Apple の値段表を見れば差は分かるが、中古は店も個体もばらばらで、「256GB にするといくら高いのか」がはっきりしない。
筆者は中古スマホを扱う店で、店頭に出す前の最終チェックをしている。それとは別に、大手7社の在庫を毎日集めて検索できるサイト(中古スマホ一括検索)を作って運営している。この記事では、その在庫 33,730台(2026年10月7日時点)から、同じ機種・同じランクで 128GB と 256GB の相場を並べ、上乗せ額がいくらなのかを出した。
結論を先に言うと、無印の 13〜16 では、中古の 256GB の上乗せが新品より小さい。ただし、256GB の個体はバッテリーが低めという、予想していなかった差が出た。
- この記事の結論
- 【値段】256GB の上乗せは、13 で 7,000円、16 で 12,100円
- 【店ごと】上乗せ額は店で違う。イオシスは一律 10,000円
- 【新品では 128GB がほぼ消えた】Apple の新品で 128GB を選べるのは 16 だけ
- 【バッテリー】256GB の個体のほうが、最大容量が低い
- 【iCloud+ と比べる】上乗せ 7,000〜12,100円は、200GB の 13〜22か月分
- 【自分の必要量の見方】いまの使用量に 20〜30GB 足す
- 【Pro は 256GB が半分】15 Pro・16 Pro では 128GB のほうが少なく、相対的に安い
- 【512GB】256GB からの上乗せは 1.7〜2.9万円。iCloud+ 2TB は2年で 43,200円
- 【結論】誰が何を買うか
- 【まとめ】
- 参考文献
この記事の結論
| 見るもの | 結論 |
|---|---|
| 256GB の上乗せ(ランクB の相場) | 13 で 7,000円、14 で 8,600円、15 で 9,400円、16 で 12,100円。Apple が 16 の発売時に付けた上乗せ 15,000円(128GB 124,800円・256GB 139,800円)より小さい。Pro は 2万円前後で別 |
| 新品の 128GB | Apple の新品で 128GB を選べるのは iPhone 16 だけ。17・17e は 256GB から。128GB を安く買う道は中古に寄っていく |
| バッテリー | 256GB の個体のほうが低い。中央値で 14 は 87% 対 82%、15 は 90% 対 85%、16 は 93% 対 89% |
| iCloud+ と比べる | 200GB が月 540円。256GB の上乗せ 7,000〜12,100円は、iCloud+ 200GB の 13〜22か月分。2年以上使うなら本体の 256GB のほうが安い |
| 誰が 256GB か | アプリ・ゲーム・オフラインの動画を本体に置く人。写真と動画が主なら 128GB + iCloud+ で足りる |
以下、順に数字を出す。
【値段】256GB の上乗せは、13 で 7,000円、16 で 12,100円
7社の在庫から、バッテリー80%未満(数値のある店だけ)とネットワーク利用制限▲の個体を外し、ランクB の中央値を容量ごとに出した。在庫が8台未満の組は載せていない。
| 機種 | 128GB | 256GB | 上乗せ | 512GB |
|---|---|---|---|---|
| iPhone 13 | 50,800円 | 57,800円 | +7,000円 | 74,980円 |
| iPhone 13 mini | 49,269円 | 52,800円 | +3,531円 | — |
| iPhone 13 Pro | 73,301円 | 76,700円 | +3,399円 | 84,500円 |
| iPhone 14 | 64,334円 | 72,941円 | +8,607円 | 81,301円 |
| iPhone 14 Pro | 88,071円 | 95,300円 | +7,229円 | 104,800円 |
| iPhone 15 | 88,616円 | 98,000円 | +9,384円 | 119,966円 |
| iPhone 15 Pro | 109,516円 | 128,980円 | +19,464円 | 146,091円 |
| iPhone 16 | 118,500円 | 130,600円 | +12,100円 | 159,980円 |
| iPhone 16 Pro | 144,180円 | 165,980円 | +21,800円 | 187,891円 |
| iPhone 16e | 104,019円 | 109,505円 | +5,486円 | — |
| iPhone SE(第3世代) | 42,378円 | 60,641円 | +18,263円 | — |
※2026年10月7日時点・7社の在庫の中央値。16e の 256GB は10台、SE の 256GB は25台しかないので、上乗せ額は参考値。
無印の 13・14・15・16 は、上乗せが 7,000〜12,100円に収まる。Apple が 16 の発売時に付けた上乗せは 15,000円(128GB 124,800円・256GB 139,800円)だったので、中古ではそれより小さい。新しい機種ほど上乗せが大きく、13 では 7,000円、16 では 12,100円だ。年数が経つほど容量の差が値段に出にくくなるように見える(13 mini・13 Pro は 3,500円前後とさらに小さい)。
Pro は様子が違う。15 Pro と 16 Pro は上乗せが 2万円前後ある。後の章で書くが、この2機種は在庫の半分近くが 256GB で、128GB のほうが少ない。

中古で買うなら、128GB と 256GB の両方の相場を見てから決めればいい。Amazon の整備済み品の iPhone 15(128GB)は 83,999円で、中古のランクB の相場 88,616円より安い(10月7日時点)。
【店ごと】上乗せ額は店で違う。イオシスは一律 10,000円
上の表は7社を混ぜた中央値なので、店の構成で値が動く。店ごとに 128GB と 256GB(ランクB)の中央値を出すと、こうなる。
| 機種 | にこスマ | ゲオ | じゃんぱら | ソフマップ | イオシス |
|---|---|---|---|---|---|
| iPhone 13 | +9,000円 | +7,315円 | +10,000円 | +8,180円 | +10,000円 |
| iPhone 14 | +12,000円 | +7,326円 | +8,000円 | +11,605円 | +10,000円 |
| iPhone 15 | +8,000円 | +15,675円 | +10,000円 | +19,081円 | +10,000円 |
| iPhone 16 | +7,600円 | +19,583円 | +15,000円 | +17,000円 | +10,000円 |
※ランクB・在庫4台以上の組だけ。ゲオ・じゃんぱら・ソフマップは楽天市場店の値。
イオシスは 13〜16 のどれも 256GB の上乗せが 10,000円で、容量ごとの値付けに規則があるように見える(筆者の推測)。にこスマは 16 では 7,600円と小さいが、14 では 12,000円ある。ゲオとソフマップは 15・16 で 15,000〜20,000円と大きい。
256GB の値段そのもので安いのは、14・15・16 でイオシス(13 はゲオとイオシスがほぼ同じ)。保証を取るなら、1年保証で 16 の上乗せが 7,600円のにこスマだ。128GB は、どの機種もイオシスが最安だった。店ごとの値段の差そのものは 中古iPhoneはどこが一番安いか(7社比較) に書いた。
にこスマは在庫がバッテリー80%以上だけで、1年の保証が付く。256GB の 16 を安く買うならここが候補になる。

【新品では 128GB がほぼ消えた】Apple の新品で 128GB を選べるのは 16 だけ
2026年10月の Apple の販売ラインナップはこうなっている。
| 機種 | 新品の最小容量 | 値段 |
|---|---|---|
| iPhone Duo | — | 364,800円〜(予約は10月16日から) |
| iPhone 18 Pro / Pro Max | — | 219,800円〜 |
| iPhone Air | — | 189,800円〜 |
| iPhone 17 | 256GB | 159,800円(512GB は 194,800円) |
| iPhone 17e | 256GB | 124,800円〜 |
| iPhone 16 | 128GB | 139,800円(128GB のみ) |
※2026年10月7日に Apple のサイトで確認。
17 と 17e は 256GB からで、128GB は無い。16 は 128GB だけが残っている。16e は Apple のラインナップから消えた(Amazon では新品の 128GB が 94,800円で売られている・10月7日時点)。
一方、中古の在庫は 128GB が大半だ。
| 機種 | 在庫 | 128GB | 256GB | 512GB 以上 |
|---|---|---|---|---|
| iPhone 13 | 1,578台 | 77% | 20% | 2% |
| iPhone 14 | 2,771台 | 84% | 15% | 1% |
| iPhone 15 | 2,998台 | 73% | 22% | 4% |
| iPhone 16 | 1,811台 | 80% | 18% | 2% |
| iPhone 16e | 612台 | 81% | 9% | 9% |
| iPhone 17 | 697台 | 0% | 84% | 16% |
無印を新品で買う人は最小容量を選ぶことが多く、それが1〜3年後に中古市場に流れてくる、というのが店で見ている実感だ(在庫の構成から筆者がそう推測している)。結果として中古は 128GB が多く、128GB は値段がこなれる。Apple が新品の最小容量を 256GB に上げたので、新品で 128GB を選べる機種は 16 だけになり、「128GB を安く買う」道は中古に寄っていく。17 の中古に 128GB が無いのは、新品に 128GB が無いからだ。
逆に言えば、いま 16e の新品を買えば 128GB で 9万円台だ。128GB で足りると分かっている人には、中古の 16 のランクB(118,500円)より安い。
【バッテリー】256GB の個体のほうが、最大容量が低い
ここは予想していなかった。バッテリー最大容量を数値で載せている3社(にこスマ・じゃんぱら・ソフマップ)の在庫で、容量ごとに中央値を出した。
| 機種 | 128GB の中央値 | 256GB の中央値 | 90%以上の割合(128GB → 256GB) |
|---|---|---|---|
| iPhone 13 | 83% | 82% | 2% → 4% |
| iPhone 14 | 87% | 82% | 32% → 2% |
| iPhone 14 Pro | 83% | 82% | 6% → 13% |
| iPhone 15 | 90% | 85% | 58% → 4% |
| iPhone 15 Pro | 86% | 85% | 8% → 9% |
| iPhone 16 | 93% | 89% | 78% → 41% |
| iPhone 16 Pro | 90% | 90% | 64% → 54% |
| iPhone 16e | 100% | 99% | 99% → 100% |
無印の 14・15・16 で、256GB のほうが中央値で 4〜5ポイント低い。90%以上の個体の割合は、15 では 128GB の 58% に対して 256GB は 4% しかない。Pro と 13 では中央値の差がない(90%以上の割合は 16 Pro で 64% → 54% と少し下がる)。
理由は断定できないが、筆者の推測はこうだ。128GB の在庫には、キャリアの返却品や短期で手放された「あまり使われていない個体」が多く混ざる。256GB を選ぶのは写真や動画を大量に撮る人で、1台を使い込んでから手放す。結果として 256GB の中古はバッテリーが減った個体が多くなる。
実務上の結論は1つで、256GB を買うなら、バッテリーの数値を載せている店で選ぶこと。にこスマ・じゃんぱら・ソフマップは商品ページに最大容量が出る。ゲオは出ない。イオシスは「80%以上」の表記だけで、80%未満を別枠で安く売っている(80%未満は買っていいかに書いた)。ランクと数値の関係は ランクA・B・Cで値段はいくら違うか に。

【iCloud+ と比べる】上乗せ 7,000〜12,100円は、200GB の 13〜22か月分
容量が足りなくなったとき、本体を 256GB にする以外の手が iCloud+ だ。2026年10月時点の日本の料金はこうなっている。
| プラン | 月額 | 2年分 | 3年分 |
|---|---|---|---|
| 50GB | 180円 | 4,320円 | 6,480円 |
| 200GB | 540円 | 12,960円 | 19,440円 |
| 2TB | 1,800円 | 43,200円 | 64,800円 |
中古の 256GB の上乗せ 7,000〜12,100円は、200GB プランの 13〜22か月分に当たる。2年以上使うなら本体の 256GB のほうが安く、1年で買い替えるなら iCloud+ のほうが安い、という計算になる。
ただし iCloud+ で逃がせるのは写真・動画・バックアップだけだ。「iPhone のストレージを最適化」を入れると、写真の原寸は iCloud に置かれ、本体には縮小版が残る。写真と動画で容量を食っている人は、これで 128GB のまま何年も使える。
逃がせないものもある。アプリ本体とそのデータ(ゲームの数十 GB、地図のオフラインデータ、ダウンロードした動画や音楽)は、本体にしか置けない。ここが「128GB で足りるか」の分かれ目で、写真の枚数ではない。
【自分の必要量の見方】いまの使用量に 20〜30GB 足す
買う前に、いま使っている iPhone で「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開く。上に出る使用量が、いまの自分の必要量だ。
- その値に 20〜30GB の余白を足したものが、次の iPhone に要る容量
- 写真・動画が大半で、iCloud+ を使う気があるなら、写真の分は差し引いてよい
- ゲームや動画アプリの行が上位に並ぶなら、差し引けない
128GB の iPhone は、システムとプリインストールのアプリが先に場所を取るので、丸ごと 128GB は使えない。使用量が 90GB を超えているなら、128GB に買い替えるのは勧めない。
【Pro は 256GB が半分】15 Pro・16 Pro では 128GB のほうが少なく、相対的に安い
無印と Pro で、在庫の容量構成が違う。
| 機種 | 128GB | 256GB | 512GB 以上 |
|---|---|---|---|
| iPhone 13 Pro | 45% | 43% | 12% |
| iPhone 14 Pro | 47% | 44% | 8% |
| iPhone 15 Pro | 41% | 45% | 14% |
| iPhone 16 Pro | 39% | 46% | 15% |
Pro は中古でも 256GB が半分近く、15 Pro と 16 Pro では 256GB が 128GB より多い。この2機種で 256GB の上乗せが 2万円前後と大きいのは、256GB のほうが数が多く「標準」になっているからだと筆者は見ている(推測。13 Pro・14 Pro は構成が似ているのに上乗せは 3,400〜7,200円で、説明しきれない)。
ひっくり返すと、カメラや画面の性能は欲しいが容量は要らない人には、15 Pro・16 Pro の 128GB が狙い目になる。15 Pro の 128GB ランクB は 109,516円で、16 の 256GB(130,600円)より 2万円安い。
13 Pro の 128GB は、Amazon の整備済み品にも出ている(10月7日時点 76,800円)。中古のランクB の相場 73,301円との差は 3,500円だ。
【512GB】256GB からの上乗せは 1.7〜2.9万円。iCloud+ 2TB は2年で 43,200円
512GB は、256GB からさらに 13 で 17,180円、15 で 21,966円、16 で 29,380円の上乗せになる(14 は在庫11台で 8,360円と小さい。Pro は 7,800〜21,900円)。無印の在庫に占める割合は 1〜4% で、Pro でも 8〜15% だ。
iCloud+ の 2TB は月 1,800円で、2年で 43,200円。本体の 512GB への上乗せ(1.7〜2.9万円)より高いが、2TB は 512GB の4倍あり、Mac や iPad からも使える。本体に 512GB 置かなければならないもの(ゲーム・オフラインの動画)が本当に 256GB を超えるのか、先に上の「iPhoneストレージ」で確かめてほしい。筆者の経験では、512GB が要る人は 4K の動画を本体に溜める人か、ゲームを何本も入れる人で、それ以外は 256GB で止まる。
【結論】誰が何を買うか
| こういう人 | 選ぶ容量 | 根拠 |
|---|---|---|
| 写真・動画が主で、iCloud+ を使ってもいい | 128GB | 月 540円の 200GB で足りる。1年ほどで買い替えるなら、上乗せ 7,000〜12,100円を払うより iCloud+ のほうが安い |
| ゲーム・オフラインの動画・音楽を本体に置く | 256GB | iCloud+ では逃がせない。2年以上使うなら本体の 256GB のほうが安い。値段ならイオシス、保証ならにこスマで、バッテリーの数値を見て選ぶ |
| いまの使用量が 90GB を超えている | 256GB | 128GB は余白がなくなる |
| Pro の性能が欲しいが容量は要らない | 15 Pro・16 Pro の 128GB | 256GB より数が少なく、相対的に安い。15 Pro 128GB B は 109,516円 |
| 新品がいい・128GB で足りる | iPhone 16(128GB・139,800円)か 16e(Amazon 94,800円) | 17 以降に 128GB は無い |
容量を決めたら、機種は14・15・16・16e のどれが得かで、個体は検品担当が教える買ってはいけない個体で選んでほしい。機種と容量を指定した在庫は 中古スマホ一括検索 で7社まとめて見られる。

【まとめ】
- 中古の 256GB の上乗せは、無印の 13〜16 で 7,000〜12,100円。Apple が 16 の発売時に付けた 15,000円より小さい。Pro は 2万円前後
- 店で違う。イオシスは 13〜16 で 10,000円、にこスマは 16 で 7,600円(14 は 12,000円)、ゲオ・ソフマップは 15・16 で 15,000〜20,000円
- Apple の新品で 128GB を選べるのは 16 だけ。17・17e は 256GB から。中古は 128GB が 73〜84%
- 256GB の個体はバッテリーが低め。14・15・16 で中央値が 4〜5ポイント低く、90%以上の割合は 15 で 58% → 4%。256GB を買うなら数値を載せる店で
- iCloud+ 200GB は月 540円。写真と動画だけなら 128GB + iCloud+ で足りる。アプリ・ゲーム・オフラインの動画は本体にしか置けないので、そこで決める
- 512GB は 256GB から 1.7〜2.9万円の上乗せ(13・15・16)。要る人は限られる
数字はどれも 2026年10月7日の在庫で、相場は動く。最新の値は中古スマホ一括検索で確かめてほしい。

参考文献
- iPhoneを購入 – Apple(日本)(2026年10月7日に確認。各機種の容量と価格)
- iCloud+のプランと料金 – Apple サポート(2026年10月7日に確認)
- Apple、iPhone 16とiPhone 16 Plusを発表 – Apple Newsroom(発売時の価格 128GB 124,800円・256GB 139,800円)
- 中古スマホ一括検索 – iPhone の相場一覧(7社の在庫・毎日更新)








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