【ドライバー1本】ホンダ・タクトのエアフィルター交換|品番と時期

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バイク

通学で使っているホンダ・タクト(ベーシック/AF79)が、先日17,000kmを突破したが、エアフィルターは一度も交換していない。

そこで交換したのだが、結論から言うとドライバー1本、10分で終わった。オイル交換より断然簡単である。

この記事では、純正の品番・交換の目安・手順を書く。17,000km無交換のフィルターが実際どうなっていたかと、取扱説明書を調べて分かったことも載せた。

【結論】ネジ5本とツメ2箇所。工具はドライバーだけ

項目内容
必要な工具プラスドライバー1本
外すものボックスのネジ5箇所、フィルターのツメ2箇所
作業時間約10分
純正品番17210-GGZ-J00
筆者が使ったもの社外品(NTB HA-1050/純正互換)
難易度オイル交換より簡単。 廃油も出ないし、手も汚れない

オイル交換を自分でやったことがあるなら、これは拍子抜けするレベルだ。 まだの人は、むしろエアフィルターから始めたほうがいい。

【交換時期】タクトの取扱説明書には、書かれていない

ここは実際に調べて分かったことを書く。タクトの取扱説明書に、エアフィルターの交換サイクルの記載は無かった。

オイル交換については距離が明記されているのに、エアフィルターについては何も書かれていない。 「取扱説明書で確認しましょう」と書いている記事は多いが、この車種に関しては、それでは答えが出ない。

では何を目安にするか。一般に、バイクのエアクリーナーエレメントの交換目安は 走行20,000kmごと、点検は5,000kmを目安に見て汚れていたら交換とされている。

そこで筆者の実データを出す。17,000kmノーメンテで開けたら、フィルターの3分の1ほどが汚れていた(後述・写真あり)。

つまり、1万km台で一度開けてみるのは妥当だったということになる。 2万kmまで放置していたら、もう少し進んでいたはずだ。

結論としては「1万kmを超えたら一度開けて見る」で十分だと思う。 開けるだけならドライバー1本、5分で戻せる。

【部品】純正品番は 17210-GGZ-J00。筆者は社外品を使った

タクト(AF75/AF79)のエアクリーナーエレメントの純正品番はこれだ。 ダンク(AF74/AF78)・ジョルノ(AF77)とも共通である。

筆者が買ったのは社外品のNTB HA-1050で、この純正品番の互換品にあたる。

正直に書くと、吸気は燃調に関わる部分なので純正のほうが無難ではある。 ただ実際に使ってみて、現時点で不具合は出ていない。燃費も変わっていない(後述)。 安く済ませたいなら選択肢として成立する、というのが使ってみた感想だ。

【手順】ドライバー1本で外して、入れ替えるだけ

1. エアクリーナーボックスのネジを外す

5箇所がネジ止めされているので、プラスドライバーで外す。 外したネジは無くしやすいので、小皿かマグネットトレーにまとめておく。

2. ツメ2箇所を外してフィルターを取り出す

ボックスを開けると、中にエアフィルターが入っている。 2箇所のツメで留まっているので、そこを外して取り出す。

このとき、フィルターの向きを覚えておく。 裏表を間違えると意味がない。 不安なら、外す前にスマホで1枚撮っておくといい。

3. 新しいフィルターを入れて、逆順で戻す

新しいフィルターを同じ向きで入れ、ボックスを閉じて、ネジ5本を戻す。

ネジは対角線の順に、少しずつ締める。 1本ずつ全力で締めると、 ボックスが歪んで隙間ができる。隙間から未濾過の空気が入ったら、交換した意味がなくなる。

以上で終わりだ。

【実物】17,000km無交換のフィルターはこうなっていた

この記事でいちばん見てほしいのはここだ。

上が新品、下が使用後

フィルターの3分の1ほどに、黒いオイルのような汚れが付いていた。 全体が真っ黒になっていたわけではなく、一部に偏って付着しているという状態だった。

汚れの原因までは特定していない。 4ストロークのエンジンはブローバイガスを吸気側へ戻す構造のものが多く、そのぶん オイル分がエアクリーナー側へ回ることがある——という一般論は聞くが、 これがそれに当たるのかは、筆者には判断できない。

明らかに湿っている、量が多い、といった場合は、素人判断せずバイク屋に見てもらったほうがいい。 筆者の場合は3分の1程度で、交換後も普通に走っているので、そのまま乗っている。

【体感】燃費は変わらなかった。吹け上がりは……正直わからない

交換して何が変わったかを、正直に書く。

項目変化
燃費変わらなかった
吹け上がり良くなった気がする。ただし確信はない
始動性変化を感じなかった

燃費は明確に変わっていない。このタクトは3年64回ぶんの給油記録を取っていて、 平均55.75km/Lという数字がある。交換後もこの水準から動いていない。

吹け上がりについては、正直わからない。 「良くなったかも」とは思ったが、新品に替えた直後の期待込みかもしれない。 数値で測ったわけではないので、「効果があった」とは書けない。

「エアフィルターを替えると燃費が良くなる」と書いてある記事は多いが、 少なくとも3分の1の汚れ程度では、燃費には出なかった。これが実測の結論である。

では意味がないのか、というとそうではない。 汚れが進めば吸気は確実に細くなる。燃費のためというより、エンジンを素直に保つための予防整備として捉えるのが妥当だと思う。

【工賃】バイク屋に頼むといくらか

オイル交換のときは、工賃込みで毎回2,000〜3,000円かかっていた。 自分でやるようになって、オイル代だけ(社外品なら800円台)で済んでいる。

エアフィルターの工賃は、実際には聞いていない。 ただ作業自体はドライバー1本・10分で、廃油の処理も発生しない。 オイル交換より簡単な作業に工賃を払うかどうか、という判断になる。

【次にやるなら】オイル交換

エアフィルターで自分で整備する感覚が掴めたら、次はオイル交換だ。 こちらは年2〜3回あるので、節約額も大きい。

自分でやったメンテが年間の維持費にどう効くかも出してある。4年ぶんの実費で、年約34,000円だった。

まとめ

  • 具はプラスドライバー1本。作業は約10分。ネジ5箇所とツメ2箇所を外すだけ
  • 純正品番は 17210-GGZ-J00(タクト AF75/AF79・ダンク・ジョルノ共通)
  • タクトの取扱説明書に、交換サイクルの記載は無い。一般値は20,000kmごと
  • 17,000kmで開けたら、3分の1に黒いオイルのような汚れ。「1万kmを超えたら一度開ける」で十分
  • 燃費は変わらなかった。吹け上がりは体感レベルで、確信は持てない
  • 筆者は社外品(NTB HA-1050)を使用。現時点で不具合なし
  • ネジは対角線に少しずつ締める。歪むと隙間ができて意味がなくなる

なお、この50ccのタクトは2025年10月末で生産が終了した。 いま乗っている車両はそのまま乗り続けられるが、買い替えの選択肢は変わっている。

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