iPhone 16eからiPhone 18 Pro Maxに機種変更した。Apple公式で購入し、データはクイックスタートで移した。この記事では、その移行にかかった時間と、順番を間違えると困る点を書く。
18 Pro / 18 Pro Maxは物理SIMカードが使えないeSIM専用になった。だから16eでSIMカードを挿していた人は、移行の途中でSIMをeSIMに変える必要がある。ここと、LINE・Suicaの順番を間違えると取り返しがつかないことがある。
自分の移行を、時刻つきで記録した。
移行にかかった時間
| 段階 | かかった時間 |
|---|---|
| クイックスタート〜ホーム画面が出るまで | 約15分 |
| eSIMの転送(ahamo・移行後に設定から) | 1〜2分 |
| LINEの引き継ぎ | 事前にバックアップ済みで問題なし |
| Suica | 何もせず移った |
| Walletのクレジットカード | 再設定が必要だった |
| 全部使えるようになるまで | 1時間未満 |
移した端末: iPhone 16e 128GB(使用量約90GB)→ iPhone 18 Pro Max 256GBグレイシャー(Apple公式で購入)。回線はahamo
詰まった所は無かった。手を動かす必要があったのは、Walletのクレジットカードの再設定くらいだ。なお、移した先のiPhone 18 Pro Maxの中古価格は、毎日更新しているページで確認できる。

この順番でやる
- 16eのiOSを最新にする
- LINEのトークをバックアップする
- 18 Pro Maxでクイックスタート
- eSIMを移す
- Suica・PASMOを移す
- LINEを「かんたん引き継ぎQRコード」で移す
- 2段階認証アプリ・銀行アプリを設定し直す
- 16eを売るなら、初期化は一番最後
1つ目のiOSは、eSIMをそのまま移す「eSIMクイック転送」に関わる。Appleの説明では、両方のiPhoneがiOS 18.4以降であることが条件だ。なお、LINEのバックアップは、15日以上前の履歴も残したい人だけでいい。
eSIMは、16eを初期化する前に必ず終わらせる。Suica・PASMOも、16eのWalletから消す前に移す。理由は下で順に書く。


18 ProはSIMカードが使えない
iPhone 18 Proと18 Pro Maxの日本版は、Appleの仕様ページで「物理的なSIMカードには非対応」と書かれている。SIMはデュアルeSIMだけだ。
16eでSIMカードを挿していた場合でも、多くのキャリアでは、移行の途中で物理SIMをそのままeSIMに変えて新しいiPhoneに移せる(eSIMクイック転送)。ただし、キャリアによって対応が違う。
| キャリア | iPhone上でeSIMを移す・物理SIMから変える | 注意 |
|---|---|---|
| ドコモ・ahamo | できる(筆者はahamoで移せた) | ドコモの対応機種一覧に18 Pro / Pro Maxと16eが載っている。できなければオンラインでeSIMを発行 |
| au・UQ mobile・povo | できる | povoは「eSIMの再発行が終わる前に古い機種を初期化しない」と明記 |
| ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO | できる | 転送が終わる前に古い機種を初期化すると、再発行できなくなると案内している |
| 楽天モバイル | できる | 対象機種に18 Pro / Pro Maxと16e。移行が終わるまでeSIMのプロファイルを消さない |
| IIJmio | できない(対応は未定) | eSIMの再発行で対応(手数料あり)。物理SIMからeSIMにできるのは音声SIMだけ |
2026年10月11日に各社の公式ページで確認。格安SIMの多くは各社に確認が要る
どのキャリアでも共通するのは、新しいiPhoneで通信できるのを確かめるまで、古いiPhoneを初期化しないことだ。新しいiPhoneでプランが有効になると、古いiPhoneのSIMは使えなくなる。
私はahamoで、16eでもすでにeSIMを使っていた。そこで、クイックスタートでデータを移し終えたあと、18 Pro Maxの「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→「近くのiPhoneから転送」で移した。Appleの説明にもある、設定が終わってからの転送の方法だ。1〜2分で終わり、詰まらずに開通した。
私が使っているahamoは、2026年10月時点で30GBが月2,970円(税込)だ。12月1日からは40GBまで3,135円の段階制に変わる。
16eで物理SIMを挿している人は、この転送の途中でeSIMに変える形になる(ahamoは対応している)。ただ、私はeSIMからの移行なので、その場合の時間は測れていない。ちなみに、eSIM専用のiPhone 18 Proの中古価格も、毎日更新しているページで確認できる。

クイックスタートの予想時間と実際の時間
クイックスタートは、古いiPhoneの横に新しいiPhoneを置くだけで始まる。古いiPhoneはWi-FiにつないでBluetoothをオンにしておく。なお、転送中は両方を電源につないでおくようAppleは案内している。
転送の方法は2つある。
- iPhoneから直接転送
- iCloudからダウンロード
直接転送は、終わるまで待つ必要があるが、全部が一度に移る。一方で、iCloudからのダウンロードは、すぐ使い始められ、アプリやデータは後ろで落ちてくる。
Appleは所要時間の目安を出していない。そこで私は「iPhoneから直接転送」を選んで測った。16eの使用量は約90GBで、クイックスタートを始めてからホーム画面が出るまで約15分だった。
ログインし直しが要ったのは、2段階認証のOkta Verifyと、ドコモSMTBネット銀行(2026年8月に住信SBIネット銀行から名前が変わった)のアプリだった。アプリそのものは移っていても、ログインはやり直しになった。特に2段階認証のアプリは、古いiPhoneを初期化する前に、新しいiPhoneで使えるのを確かめておきたい。
LINEは14日分だけ自動で移る
LINEは新しいiPhoneで「QRコードでログイン」を選び、古いiPhoneの「設定」→「かんたん引き継ぎQRコード」を読み取るだけで移る。同期が終わると、古いiPhoneのLINEは自動でログアウトされる。
注意は履歴の範囲だ。
- 直近14日分は自動
- それより前は事前のバックアップが必要
- 標準のバックアップはテキストだけ
iPhoneからiPhoneなら、直近14日分のトークは自動で引き継がれる。それより前の履歴は、事前に「トークのバックアップ」(iCloud)を取っておく必要がある。ただ、標準のバックアップで戻るのはテキストだけで、過去のトークの写真・動画は戻らない(有料のプレミアムバックアップを除く)。
友だち・スタンプ・アルバム・ノートはバックアップなしでも移る。私は事前にトークのバックアップを取っておいたので、履歴は問題なく残った。
Suica・PASMOは古いiPhoneから消す前に移す
Apple PayのSuica・PASMOは、新しいiPhoneの「ウォレット」で追加ボタン →「見つかったカード」から移せる(設定の途中でも移せる)。Appleの説明では、条件は次のとおり。
- 古いiPhoneが近くにあり、インターネットにつながっている
- 改札の中にいる間は移せない
- 同じカードを2台に同時には入れられない
移すと、古いiPhoneのWalletには「使用できない」カードが残る。残高はカードに付いているので、移せば残高も定期券もそのまま使える。
以前は「機種変更の前に古いiPhoneで準備が要る」と案内されていた。だが私の場合は、何もしなくてもSuicaが18 Pro Maxに移っていた。いっぽうで、Walletのクレジットカードは移らず、入れ直しが必要だった。カードごとに番号の読み取りと本人確認(SMSやカード会社のアプリ)が要る。
つまずいた所
特に無かった。エラーも止まった画面も出ていない。手間だったのはWalletのカードの再設定だけだ。
詰まらなかった理由は、順番を守ったことだと思う。16eのiOSを先に最新にし、LINEは先にバックアップし、eSIMは18 Pro Maxで移し終わるまで16eに触らなかった。
旧機を売る
全部移し終わったら、16eを売る準備をする。Appleの案内(売却・下取りの前にやること)の要点はこれだ。
- バックアップがあり、新しいiPhoneに全部移ったことを確かめる
- Apple Watchとのペアリングを解除する
- 「設定」→ 自分の名前 →「サインアウト」
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」
- eSIMが入っていたiPhoneは、消去のときに出る確認でeSIMのプロファイルも消す方を選ぶ
- 「探す」とアクティベーションロックは、消去で自動的にオフになる
初期化は、この中でも一番最後だ。
私は16eを、秋葉原のイオシスで68,400円で売った。Appleの下取り(53,000円)より15,400円高い。売る日の朝にpovoと楽天モバイルのeSIMも18 Pro Maxへ移し、初期化は店のカウンターでやった。4社の査定と、非正規の修理歴で額が大きく変わった話はiPhone 16eを秋葉原の買取店4社で査定した記事に書いた。
買取店によって、同じ16eでも上限が数万円違う。6社とAppleの下取りを機種別に並べた比較はiPhone買取はどこが一番高いかに書いた。


まとめ
新しいiPhoneで通信できるのを確かめるまで、古いiPhoneは初期化しない。これだけは守ってほしい。




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