大学入学や進学を機に、真新しいノートPCやiPadを手に入れた人も多いだろう。 しかし、その高価なデバイスたち、「ただのYouTube再生機」や「板」になっていないだろうか?
PCやiPadは、優秀なソフトウェアやサービス(サブスクリプション)と組み合わせて初めて真価を発揮する。 とはいえ、毎月いくつものサブスクに課金していては、あっという間に金欠になってしまう。そこで絶対に活用すべきなのが、大学生の特権である「学割(または教育機関向け無料プラン)」だ。
今回は、日頃から研究や開発でPCを酷使し、横に置いたiPadで論文や技術書を読んでいる情報系大学院生(M1)の私が、「これだけは絶対に入れておけ」と断言できるコスパ最強の神サブスクを5つ厳選した。 これらを使い倒せば、あなたのデバイスは最強のインプット&アウトプットツールに化けるはずだ。
料金は2026年10月10日に各サービスの公式ページで確かめた。学割は、ほとんどが「在学中・最長4年・毎年の在学確認」で、学生でなくなると通常の料金に自動で切り替わる。登録するときは、自動更新の日だけメモしておくといい。
- 【早見表】大学生が使える学割サブスク7個
- 【必須】まず入れる「Amazon Prime Student」
- 【iPadの相棒】大画面を最強の図書館にする「Kindle Unlimited」
- 【時間と集中力を買う】「YouTube Premium 学割プラン」
- 【12月31日まで】学生は1年無料「Google AI Plus(Gemini)」
- 【理系なら】AI のコード補完が無料「GitHub Student Developer Pack」
- 【完全無料】PC・iPad間のデータ連携の最適解「Notion(教育機関向けプラン)」
- 【学割なしでも必須】筆者は Claude を毎日使っている「生成AI(Claude Pro・ChatGPT Plus)」
- まとめ
【早見表】大学生が使える学割サブスク7個
| サービス | 学割 | 通常 | 無料期間 | 学生の確認 |
|---|---|---|---|---|
| Amazon Prime Student | 300円/月(年2,950円) | 600円/月(年5,900円) | 6か月 | 学籍番号か学校のメール |
| YouTube Premium 学割 | 780円/月 | 1,280円/月 | 1か月 | 毎年の在学確認(最長4年) |
| Google AI Plus(Gemini) | 12か月無料(12/31まで) | 725円/月 | 12か月 | 学校のメール |
| GitHub Student Developer Pack | 無料(Copilot) | — | — | 学校のメールか学生証 |
| Notion 教育プラン | 無料 | — | — | 学校のメール(年1回確認) |
| Kindle Unlimited | 学割なし | 980円/月 | 30日 | — |
| 生成AI(Claude Pro・ChatGPT Plus) | 学割なし | Claude Pro $22/月・ChatGPT Plus 3,000円/月 | — | — |
(2026年10月10日に各公式ページで確認)
迷ったら、まず Prime Student。6か月はまったく払わずに使えて、そのあとも月300円だ。
【必須】まず入れる「Amazon Prime Student」

【月額300円・年額2,950円(最初の6か月は無料)】
大学生になったら、最初に登録していいのが Prime Student だ。通常のプライム会員(月600円・年5,900円)と同じ特典が、半額で使える。しかも最初の6か月は払わなくていい。
- お急ぎ便が使い放題:レポート提出前日にインクやケーブルが壊れても翌日に届く
- Prime Video が見放題
- Prime Reading:対象の本や雑誌が読み放題
- 本のポイント還元:教科書や専門書をまとめて買うとポイントが付く(条件はキャンペーンで変わるので購入画面で確認)
年額と月額、どちらがいいか
年額2,950円は、月額300円 × 12か月(3,600円)より650円安い。半年の無料体験のあいだに使い続けると決めたなら、年額に切り替えておくといい。
登録の前に知っておくこと
- 期間は、無料体験を含めて最長4年。4年を過ぎるか卒業すると、通常のプライム(月600円)に自動で切り替わる
- 6か月の無料体験は1人1回だけ。一度キャンセルすると、あとで登録し直しても無料体験は付かない。だから「とりあえず登録して、すぐ解約」はしないほうがいい
- 学生の確認には、学籍番号、学校のメールアドレス、または学生証などの書類のどれかが要る
- 家族会員は追加できない。すでに通常プライムの家族会員がいるなら、切り替えると外れる
- すでに通常プライム会員でも切り替えられる。年会費を払っているなら、残りの月の分は返金される
登録で詰まったとき(学生用メールが無い・認証メールが届かない・承認されない)の対処は、Prime Student に登録できないときの対処法にまとめた。
【iPadの相棒】大画面を最強の図書館にする「Kindle Unlimited」

【月額:980円(※最初の30日間無料・頻繁にキャンペーンあり)】
こちらは純粋な学割ではないが、iPadを持っている大学生なら絶対に試すべきサブスクとして紹介させてほしい。 Amazonが提供する「Kindle Unlimited」は、月額980円で200万冊以上の本(技術書、ビジネス書、小説、漫画、雑誌)が読み放題になるサービスだ。
情報系の専門書や技術書は1冊3,000円以上するものがザラにあるため、月に1冊でも読めば余裕で元が取れてしまう。これをiPadの11インチという大画面で読むと、紙の本を持ち歩く必要が完全にゼロになる。
私はPCの横にiPadを置き、Kindle Unlimitedで開いた技術書をサブモニター代わりにしながら作業をしている。iPadとPCの「2台持ち」がなぜ最強なのか、その理由については以下の記事で熱く語っているので併せて読んでほしい。
【時間と集中力を買う】「YouTube Premium 学割プラン」

【通常1,280円のところ、月額:780円(最長4年・毎年の在学確認)】
今の時代、YouTubeには大学の講義レベルの解説動画や、プログラミングのチュートリアル動画が山のように転がっている。これらを勉強に活用しない手はない。
しかし、勉強モードに入っている時に突然「怪しい情報商材」や「脱毛」のスキップできない広告が流れると、一瞬で集中力が途切れてしまう。 学割プランなら通常のほぼ半額(月額780円)で、広告を完全にブロックできる。さらにバックグラウンド再生ができるため、通学中の電車内でスマホを閉じながら英語のリスニング音源やニュースを聞き流すことも可能だ。
「YouTube Music Premium」も追加料金なしで使えるため、音楽サブスクとしても機能する。時間を金で買う、最強の自己投資だ。
【12月31日まで】学生は1年無料「Google AI Plus(Gemini)」

【12か月無料(通常は月額725円)】
Google が学生向けに、AI のプラン「Google AI Plus」を12か月無料で出している。Gemini を無料版より多く使える(細かい特典は申し込み画面で確認)。
条件は、大学などに在籍していること。学校のメールアドレスで在学を確認する。申し込みは2026年12月31日までと書かれているが、購読ページには「プロモーションはまもなく終了します」とも出ているので、使うなら早めに登録しておく。
12か月が終わると、月725円で自動的に続く。続けないなら、その前に解約する。
筆者もこれで登録している。ただ、いま普段使っている AI は Claude で、Gemini はあまり開いていない。それでも、無料のうちに登録しておけば、Google ドライブや Gmail の中で AI を試したくなったときにすぐ使える。
【理系なら】AI のコード補完が無料「GitHub Student Developer Pack」

【無料】
プログラミングをする学生なら入れておく。在学中は GitHub Copilot の学生向けプランが無料で使える。ただし使える量には枠があり、AI のモデルは自動で選ばれる(自分では選べない)。ほかに、クラウドの開発環境(Codespaces)も付く。
条件は、学位の取れる課程に在籍していること(13歳以上)。学校のメールアドレスか、学生証などの書類で申し込み、審査がある。
正直に書くと、筆者は登録だけして、特典の中身はほとんど使っていない。それでも Copilot が無料になるので、コードを書く学生は申し込んでおいて損はない。
【完全無料】PC・iPad間のデータ連携の最適解「Notion(教育機関向けプラン)」

【月額:0円(※大学のメールアドレスをメインに登録すれば無料、年1回の再確認)】
世界中のエンジニアや学生が愛用している万能ノートアプリ「Notion」。 PCとiPad間でノートやタスクをリアルタイムに同期できる神ツールなのだが、実は大学が発行するメールアドレス(.ac.jp)で登録すると、本来有料である上位プランが「完全無料」で使えることをご存知だろうか。
無料のパーソナルプランでは「5MB以上のファイル」がアップロードできないという制限があるが、教育機関向けプランになればこの制限が撤廃される。大学で配られた重いPDFのレジュメ、講義の音声データ、自分でまとめたノートなどを、容量を気にせず全てNotionに放り込み、iPadとPCのどちらからでも即座に引き出せる「第二の脳」を構築できる。絶対に登録しておこう。
【学割なしでも必須】筆者は Claude を毎日使っている「生成AI(Claude Pro・ChatGPT Plus)」
【Claude Pro 月額$22(年払いなら月$18)/ChatGPT Plus 月額3,000円】
最後は学割の効かないサブスクだが、2026年のいま、大学生がいちばんリターンを得られる自己投資だと思っている。
筆者がいま毎日使っているのは Claude だ。このブログのデータ分析やコードも、Claude と一緒に書いている。無料版でも使えるが、Pro にすると使える量が増え、プログラミング用の Claude Code も使える。
ChatGPT を使うなら、Plus は月3,000円、下位の Go は月1,400円。どちらも、日本の個人向けの学割は無い(Claude も同じ)。
どれにするか迷ったら、まず無料版を両方さわって、手に馴染む方に課金すればいい。
プログラミングに限らず、文系理系問わず「壁打ち相手」「レポートの構成案作成」「アイデア出し」において、月額3,000円で東大生レベルの優秀なアシスタントを24時間雇えると考えれば、これほど安い投資はない。
まとめ
大学生がまず入れていいのは、次の3つだ。
- Amazon Prime Student(6か月無料・その後 月300円か年2,950円)
- Notion 教育プラン・GitHub Student Developer Pack(無料)
- Google AI Plus(12月31日までに申し込めば1年無料)
学割は「在学中・最長4年」がほとんどで、学生でなくなると通常の料金に自動で切り替わる。卒業の前に、どれを続けるかを一度見直すといい。
「学生であること」は、それ自体がとてつもない金銭的価値を持っている。社会人になれば、これら全てのツールを定価で契約しなければならない。今のうちに学割を使い倒し、圧倒的なインプットとアウトプットの環境を構築してほしい。
そして最後に一つ。これらの学割や無料プランを駆使することで、月に数千円、年間で数万円の固定費が浮くはずだ。この「浮いたお金」をただの飲み会代や遊びに使って消してしまうのではなく、証券口座を開設して「投資のタネ銭」に回すことができれば、学生のうちからまとまった資産を作り上げることができる。






コメント