ローカルAI用のGPU、AMDとNVIDIAどっちを買う?RX 9070 XT を1年使った結論【2026年9月】

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Radeon・ローカルAI

「ローカルでAIを動かしたい。PCを買い替えるが、GPUはAMDとNVIDIAのどちらにすべきか」

この質問に、当ブログはこれまで答えてこなかった。書いてきたのはすでにRadeonを持っている人向けの手順と実測ばかりで、14本ある記事はどれも「買ったあと」の話である。

だからこの記事では、買う前の話だけをする。筆者は2025年9月に RX 9070 XT 16GB を買い、画像生成・ローカルLLM・動画生成を回してきた。実測を記事にし始めたのは2026年1月からである。うまくいったことも、詰まったことも全部記事にしてある。それを「これから買う人」の視点で並べ直すと、答えはひとつではなく、用途で割れる。

先に断っておくと、筆者はNVIDIAのGPUで同じ計測をしていない。 手元にあるのはRadeonと、比較用のM4 MacBook Airだけである。NVIDIAの数字は他者の公開ベンチを1つだけ、但し書き付きで引用する。「Radeonで実際にどこまでできたか」が、この記事の一次情報だ。

【結論】用途で割れる。チャットと画像ならRadeon、動画と学習ならNVIDIA

先に表で答える。左が筆者の実測で言えること、右がそこから導いた判断だ。

用途RX 9070 XT 16GB での実測どちらを買うか
ローカルLLM(チャット・14B級まで)12Bが49 tok/s、7B級は90〜100 tok/s。全部VRAMに載るRadeonで足りる
ローカルLLM(26B超・長文RAG)26Bは溢れて29.5 tok/s。31Bは4.0 tok/sどちらも16GBでは無理。VRAM量で選ぶ
画像生成(SD1.5 / SDXL)SDXL 1枚 5.7秒。設定1つで3割速くなるRadeonで足りる
画像生成(FLUX.1・新モデル追従)FLUX.1 1枚 35秒。設定では速くならない。triton無し速さと新モデルを追うならNVIDIA
動画生成(Wan 2.2 14B)蒸留LoRA前提で5秒動画 6分30秒。メインメモリ64GBで完走(32GBは未検証)本気でやるならNVIDIA
学習・開発(LoRA学習・CUDA前提ツール)当ブログでは未計測。 ROCm 10 のWindowsにtritonが無いNVIDIA
ミニPC(Ryzen AI Max+ 395・統合メモリ128GB)未検証。 手元に無い70B級を載せたい人の別解。この記事では判断しない
M4 MacBook Air 24GBE4Bが28.5 tok/s、SD1.5 1枚15秒。連続すると熱で3割落ちる持ち運びが要るなら。据え置き用途には勧めない

読み方はこうだ。「チャット用のLLMと、SDXLまでの画像生成」が目的なら、Radeonで困らない。筆者が1年やって、この2つで「NVIDIAにしておけば」と思った場面は無い。

一方で動画生成・FLUX級の大きい画像モデル・学習は、Radeonでも「動く」が、動かすために筆者が踏んだ手順の量がまるで違う。それを楽しめないなら、差額を払ってNVIDIAにしたほうが安い。この記事の残りは、その根拠になった数字を用途ごとに見せていく。

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【前提】この記事で言えることと、言えないこと

数字の出どころを先に書いておく。この記事の実測値はすべて、同じ1台で取ったものである。

項目構成
GPURadeon RX 9070 XT 16GB(gfx1201)
CPU / メモリRyzen 9 7900X / DDR5 64GB
OSWindows 11
画像・動画ComfyUI(ROCm 7.1 → 7.2 → 10.0 と更新して測った)
LLMOllama / LM Studio(ツール同梱の ROCm 7.1 ランタイムと Vulkan。ROCm 10 は乗っていない)

言えないことも書く。NVIDIAでの実測は無い。「RTX 5070 Tiなら何秒か」を筆者は知らない。後半で他者の公開ベンチを1本だけ引くが、そこには1年前の計測でROCmのバージョンが書かれていないという大きな但し書きが付く。そこを読み飛ばさないでほしい。

もう1つ。この記事はWindowsの話である。LinuxのROCmは配布形態も対応範囲も違うので、Linuxで組む人はそのまま当てはめないこと。

【LLM】16GBに載る範囲なら、Radeonで速度に不満は出ない

ローカルLLMは、Radeonでいちばん素直に動いた用途である。

完全ガイドで測った生成速度がこれだ(Ollama・300トークン生成・3回平均)。

モデルサイズ生成速度
gemma4(7.5B級)9.6GB約91 tok/s
gpt-oss:20b(MoE)13GB約73 tok/s
qwen3:14b9.3GB約51 tok/s
gemma4:26b(MoE・VRAM超過)17GB約35 tok/s
qwen3.6:27b(dense・VRAM超過)17GB約7 tok/s

16GBに収まる3つは、読むより速く文字が流れる。バックエンドをROCmとVulkanのどちらにするかで差は出るが(9月の測り直しでは12B以上の dense は ROCm、4B以下は Vulkan が速い。ドライバ更新で入れ替わった)、実測比較ではgemma4 7.5Bが100 tok/sを超えた。導入も、AMDのドライバを最新にしてOllamaかLM Studioを入れるだけで、HIP SDKもROCmの手動インストールも要らない。ここはNVIDIAと手間が変わらない。

問題は上限のほうだ。Gemma 4を5サイズ全部試した記事で、16GBに全部載るのは12Bまでと分かった。12Bで49.3 tok/s、26B(MoE)は溢れて29.5 tok/s、31B(dense)は4.0 tok/sまで落ちる。

Gemma 4 の5サイズを RX 9070 XT で動かしたときの生成速度。31Bだけ崖のように落ちている

ここで大事なのは、この壁はAMDかNVIDIAかの話ではなく、VRAM 16GBの話だということだ。同じ16GBのGeForceを買っても、31Bのdenseモデルが載らないのは同じである。LLMで26Bより上を常用したいなら、メーカーではなく24GB以上のカードを検討する段階になる。

つまりLLM用途の判断はこうなる。14B級までのチャットが目的なら、Radeonで十分に速い。そこに差額を払う理由を、筆者は見つけられなかった。

また、VRAMから溢れた分はメインメモリに乗る。以下の内容もすべて、VRAM16GB、メインメモリ64GBでの検証だ。メインメモリの容量が不安な人は増設しておこう。

【画像生成】SDXLまでは戦える。FLUX級から手間が増える

画像生成は、Radeonで「動く」と「快適」の境目がはっきり出た用途である。

ROCmのバージョンを上げるたびに同じ条件で測ってきた。6.4 / 7.1 / 7.11 の比較ROCm 10 導入記事を1つの表にまとめる。

SD1.5(512px・8枚)SDXL(1024px・1枚)FLUX.1(1024px・1枚)
ROCm 6.415.57秒23.35秒188.94秒
ROCm 7.16.85秒8.72秒169.36秒
ROCm 10(既定)7.72秒8.27秒41.33秒
ROCm 10 + MIOpen4.72秒5.67秒35.8秒

SDXLが1枚5.7秒、SD1.5は8枚で4.7秒。趣味で回す分には、ここに不満は無い。ただし表の最下段は、環境変数 COMFYUI_ENABLE_MIOPEN=1 を1つ足した数字である。ROCm 10 で測り直した記事で分かったのは、ComfyUIは何も指定しないとAMDで畳み込みの最適化ライブラリを切っているということだった。知らなければ3割遅いまま使うことになる。

FLUX.1は別の話になる。ROCm 10で3.2倍速くなって35秒まで来たが、それ以上速くする設定が1つも無かった。MIOpenは効かず、以前の高速化記事で勧めたソース改変は逆に28%遅くした。そしてROCm 10 のWindows版にはtritonが無い。triton前提の高速化はWindowsのRadeonでは使えない。

実際の起動ログはこうなる。

Found comfy_kitchen backend triton:
  {'available': False, 'unavailable_reason': "ImportError: No module named 'triton'"}

ただし「tritonが無い=何もできない」ではない。同じログで hip バックエンドは available になっていて、36個のカーネルが使える。使えなくなるのは triton を前提にした高速化だけである。

導入の手間も正直に書いておく。ROCm 10 はインストーラが無く、pipのwheelだけで配られている。

また、Ryzenのデスクトップでは内蔵GPUを先に掴むので --cuda-device 1 を指定しないと、エラーを出さずに異常に遅いだけという状態になる。筆者はこれで一度、内蔵GPUの上でFLUXを回しかけた。どれも解決した話だが、解決するまでの時間は「Radeonを選んだ代金」である。

画像生成の判断はこうなる。SD1.5とSDXLを回すなら、Radeonで足りる。FLUX級の大きなモデルや、出たばかりのモデルをすぐ試したいなら、設定に詰め代が無い分、NVIDIAのほうが素直だと思う。

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【動画生成】動く。ただし「動かす」ための手順が多い

動画生成は、Radeonで「動くか」と「使えるか」がいちばん離れた用途だった。

6モデル試した記事の要点だけ並べる。1280×704・5秒の動画である。

構成合計時間見た目
Wan 2.2 14B fp8 + 4step蒸留LoRA6分30秒見るに耐える。唯一これだけ
Wan 2.2 14B fp8(素・20step)54分16秒良いが待てない
LTX-2.3 22B(音声付き)3分33秒綺麗だが指示が効かない
Wan 2.2 5B7分52秒のっぺり

16GBに入らない14Bも22Bも、完走はした。メインメモリ64GBに溢れさせて動かしている。ただし「使える」構成に辿り着くまでに、蒸留LoRAを2つ当て、公式テンプレートのVAEデコードをタイル版に差し替える必要があった。差し替える前のVAEデコードはサンプリングの3倍の258秒かかっていて、これが28秒になった。公式テンプレートはそのままでは16GBのRadeonに合っていない。

さらに、fp8の重みがfp16にキャストされて計算されている問題が2026年9月時点でも未解決のまま残っている。ComfyUI側には RX 9070 XT(gfx1201)でまさにこの症状を報告した issue が2025年12月に立っていて、9か月経ってまだ open である。

ハードウェアの問題ではない可能性が高い。RDNA4のFP8はMI350Xと同じE4M3FN形式で、対応そのものは入っている。別のROCm系ライブラリでは「gfx1201がアーキテクチャ表から抜けていて、警告も出さずに落ちる」という同じ形の不具合が見つかり、表に1行足して直っている。つまりソフト側の取りこぼしという筋だが、ComfyUIの側はまだ直っていない。

これが解決すれば14Bはもっと速いはずで、逆に言えばいまのRadeonは動画生成モデルの精度をフルには使えていない。

Wan 2.2 14B + LoRA で生成した動画のコマ。RX 9070 XT で5秒の動画が6分30秒で出る

動画の判断はこうだ。試したい程度ならRadeonでも成立する。ただしメインメモリ64GBが前提で、モデルは110GB落とすことになり、手順の1つ1つが「NVIDIA前提のテンプレートをRadeonに合わせる」作業になる。本気で動画をやるつもりなら、NVIDIAにしたほうがいい。筆者がこの用途だけは、そう言う。

【NVIDIAとの差】公開ベンチをどう読むか

ここまで「NVIDIAのほうが素直」と書いてきたが、どれくらい速いのかを筆者は測っていない。他者の数字を1本だけ引く。

自作PC系レビューサイトのちもろぐが、RTX 5070 Ti と RX 9070 XT を同じマシンで比べている。抜粋するとこうなる。

項目RTX 5070 TiRX 9070 XT
SDXL(832×1216・10枚)約44秒2倍以上遅い
Wan 2.2(480p・81フレーム)約130秒約500秒
Wan 2.2(720p・81フレーム)約380秒VRAM不足で失敗
LLM 14B(LM Studio)約1.3倍速い

ただし、この記事は2025年9月14日の公開で、Radeon側のROCmのバージョンが書かれていない。2025年9月時点のWindows向けROCmは6.4系である(7.1.1の配布は2025年11月)。そして当ブログの実測では、6.4から7.1に上げただけでSDXLは23.35秒が8.72秒になっている。上の表のRadeon側は、いま買って組む環境より2〜3倍遅いものを測っている可能性が高い。

もう1つ。表の「720p・81フレームで失敗」は、当ブログの環境では同じ1280×704・81フレームが6分30秒で完走している(ROCm 10・4step LoRA・タイルVAE。ステップ数が違うので時間の直接比較はできない)。1年でここまで変わった。

だから筆者の読みはこうだ。画像・動画でNVIDIAが速いのは間違いない。LLMで1.3倍という差も、帯域の差から見て妥当だと思う。ただし「2倍以上」「4倍」という数字をそのまま2026年のRadeonに当てはめるのは間違いで、ROCmが2世代進んだ分を差し引いて読む必要がある。それでも残る差を、価格差と手間で払うかどうかが、この記事の問いである。

【価格】差額は約8万円。その分で何が買えるか

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差額は約78,000円である(価格.comの一覧でも RX 9070 XT が129,800円から、RTX 5070 Ti が207,447円からで、ほぼ同じ差になる)。なお RX 9070 XT は1月に14万円台まで上がったあと下がり、2026年7月時点のAmazon価格は96,800円だった。2か月で3万円以上動いていることになる。価格は月単位で動くので、必ず買う日に見直してほしい。

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この差額で何が買えるかというと、DDR5 64GBがほぼ丸ごと買える。当ブログの実測では、動画生成もFLUXも、VRAMから溢れた分の行き先としてメインメモリ64GBが効いていた。「GPUをRadeonにして、浮いた分でメモリを64GBにする」は、筆者が実際にやっている構成である。

逆に言えば、NVIDIAを選ぶなら、その8万円分の手間が省けるかどうかが問いになる。筆者の1年で言えば、LLMと画像(SDXLまで)は省ける手間がほとんど無く、動画とFLUX級は省ける手間が大きかった。用途で答えが割れるのは、ここが理由だ。

【学習・開発】ここだけは迷わずNVIDIA

LoRAの学習や、CUDA前提のライブラリを使う開発については、当ブログに実測が無い。だからこの節は短い。

言えるのは事実だけだ。ROCm 10 のWindows版にはtritonのwheelが存在しない(Linux版はある)。公式も「ROCmスタック全体がWindowsで動くわけではない」と明記している。学習系のツールはCUDAとtritonを前提に書かれているものが多く、Radeonでそれを動かす作業は、筆者が画像・動画でやってきた「テンプレートを合わせる」作業より重い。

学習や開発が目的に入っているなら、NVIDIAにすること。推論だけなら上の3節のとおりだが、ここは筆者がRadeonを勧めない。

【第3の道】MacとミニPC

「AMDかNVIDIAか」の外に、統合メモリの選択肢が2つある。片方は測っていて、片方は測っていない。

M4 MacBook Air 24GB は測った。LLMの記事では、24GB積んでもGPUに回るのは既定で16 GiBで、Gemma 4 E4Bが28.5 tok/s、12Bが12.3 tok/s。RX 9070 XT の4分の1から半分だった。画像生成の記事ではSD1.5が1枚15秒、SDXLは1枚2分半以上かかる。そしてファンレスなので、連続で回すと4分で3割遅くなる。出先でE4Bクラスを使うなら実用だが、据え置きでAIを回す機械としては勧めない。

Ryzen AI Max+ 395(Strix Halo)のミニPCは測っていない。統合メモリを128GB積める構成があり、16GBのGPUでは載らない70B級のモデルを載せる、という別解として名前が挙がる。2026年5月には国内でも128GBモデルが発売されている。ただし筆者は手元に持っておらず、速度もメモリ帯域の実効値も分からない。「大きいモデルを、速くなくていいから動かしたい」という人向けの選択肢として、名前だけ置いておく(未検証)。

はっきり書いておくと、筆者はこれを勧めない。勧められるだけの数字を持っていないからだ。ただし当ブログの結論は「16GBでは26Bから先が苦しい」で止まっている。その先を統合メモリで越えるという発想は、GPUを買い替える以外の唯一の逃げ道ではある。調べる価値はあるが、当ブログの実測は一切あてにしないでほしい。

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【構成】GPU以外にいくら振るか。削ってはいけないのはメモリとSSD

BTOで見積もるとき、迷うのはGPU以外である。当ブログの実測から言えることだけ書く。

パーツ筆者の構成削るとどうなるか
GPURX 9070 XT 16GBこの記事の本題。16GBの壁は【結論】の表のとおり
メインメモリDDR5 64GB動画生成もFLUXも、VRAMから溢れた分の行き先がここ。当ブログの「5秒動画を6分30秒で完走」は64GBでの話で、32GBは未検証
SSD2TB以上を推奨動画生成で6モデル試したら、モデルだけで110GBあった。画像とLLMのモデルも足すと1TBはすぐ埋まる
CPURyzen 9 7900XGPUに載りきっている限り出番が少ない。ここを上げるより、メモリとSSDを先に決めたほうがいい

なお、下位カード(RX 9060 XT / RTX 5060 Ti など)は当ブログに実測が無いので、この記事では推さない。16GB同士の比較に絞ってある。

【まとめ】筆者がいま買い直すなら

お疲れ様でした。最後に、1年分の実測を「買う前の一言」に圧縮する。

  • チャット用のLLM(14B級まで)と、SDXLまでの画像生成が目的なら、Radeon RX 9070 XT で困らない
  • 動画生成・FLUX級の画像・学習が目的に入るなら、NVIDIAにする
  • どちらを選んでも、16GBの壁は同じ。26Bより上のLLMを常用するならVRAM量で選ぶ
  • Radeonにするなら、浮いた差額でメインメモリを64GBにする

筆者自身がいま買い直すならどうするか。LLMと画像が主なので、もう一度Radeonを選ぶ。差額でメモリを積んだ構成が、この1年で実際に役に立ったからだ。ただし、もし動画生成を主目的に据えるなら、次はNVIDIAにする。テンプレートを合わせる作業を、もう一度やりたいとは思わない。

どちらを選ぶにしても、GPUだけ決めれば、あとは普通のデスクトップでよい。CPUはGPUに載りきる限り出番が少なく、効くのはVRAM・メインメモリ・モデル置き場のSSDの3つである。BTOで組むなら、GPUとメモリ64GBを先に決めて、残りは予算に合わせればいい。

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Radeonを選んだ人は、生成AIを動かす全手順まとめから読み始めてほしい。この記事の数字は、全部そこから辿れる。

【よくある質問】

Radeonで生成AIは本当に動くのか

動く。筆者は2025年9月に RX 9070 XT 16GB を買い、1年使ってきた。当ブログにはその実測記事が14本ある。「動くかどうか」はもう論点ではなく、「どこまで速いか・どこで手間が増えるか」が論点である。

VRAMは何GB必要か

用途で変わる。当ブログの実測では、チャット用のLLM(14B級まで)とSDXLまでの画像生成なら16GBで足りた。26BのLLMは16GBから溢れて29.5 tok/s、31Bは4.0 tok/s まで落ちる。26Bより上を常用するなら、16GBでは足りない。

メインメモリは何GB必要か

64GBを勧める。VRAMから溢れた分の行き先がここで、動画生成もFLUXも、当ブログの完走はすべて64GBでの話である。32GBで足りるかは測っていない。GPUを1つ上のグレードにするより、メモリを64GBにするほうが効いた場面が多かった。

ROCmはWindowsで動くのか

推論は動く。当ブログはWSLもデュアルブートも使わず、Windowsだけで画像生成・LLM・動画生成を回している。ただしROCm 10 のWindows版には triton の wheel が無い(Linux版にはある)。AMD公式も、ROCmスタック全体がWindowsで動くわけではないと明記している。

RadeonでComfyUIは使えるか

使える。当ブログのベンチはすべてComfyUIで取った。ただしモデルによってはテンプレートを合わせる作業が要る。その手間を許容できるかどうかが、この記事の最後の分かれ目になる。

学習(LoRA学習)もRadeonでできるか

当ブログに実測が無い。だから勧めない。学習系のツールはCUDAとtritonを前提に書かれているものが多く、Windowsのtritonが無い以上、推論と同じようにはいかない。学習が目的に入っているならNVIDIAにすること。

参考文献

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