iPhone買取はどこが一番高い?6社とApple下取りを機種別に並べたら、上位4社の差は数千円。差がつくのはバッテリーと残債だった【2026年10月】

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「iPhoneを売りたい。どこが一番高いのか」

調べると買取店のランキングはたくさん出てくる。ただ、同じ機種を、同じ日に、主な店の公式の買取表で並べたものは、筆者が探した範囲では見つからなかった。

筆者は中古スマホを扱う店で検品をしている。買い取られた端末が、店頭に並ぶ前に通るところだ。それとは別に、大手中古ショップの在庫を毎日集めて検索できるサイト(中古スマホ一括検索)を運営している。

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この記事では、買取店6社と Apple の下取りの額を、2026年10月10日の18時台に各社の公式ページで取り、機種別に並べた。あわせて、店がその iPhone をいくらで売っているかも並べた。

この記事の結論

見るもの結論
上限の差上位の4社(モバゾウ・イオシス・じゃんぱら・ソフマップ)は、機種ごとの差が500〜4,000円しかない
低めの店ノジマは 15 以降で上位より8,000〜15,000円低い。ゲオは10%UP中でも 13・14・15・16e は低い(16・17 はわずかに最高)
Apple の下取り「最大下取り額」は 13・14・16e で買取店の上位に近い。ただし容量を区別しない最大額で、現金ではなく新しいデバイスの割引。受け取りまで2〜3週間
差がつくところバッテリーが弱い端末(イオシスは80%未満で約20%減、ソフマップは劣化の警告が出ると70%減)と、残債がある端末(ゲオは「分割中でも減額なし」と書くが例外あり、ソフマップは「大幅な減額」)
買取と売値の差イオシスでは、買取の上限と売値(ランクA)の差が 13〜16e で1万6,000〜2万2,000円。買取額は売値の66〜83%

状態の良い iPhone なら、上位4社のどこに出しても数千円しか変わらない。それより先に、自分の端末のバッテリーと残債を確認して、それを減額しない店を選ぶほうが効く。以下、数字を順に出す。

【比べ方】同じ機種・同じ容量・状態が一番良い中古で並べた

次のように揃えた。

  • 機種は iPhone 13・14・15・16・16e・17
  • 容量は 128GB(17 は 128GB が無いので 256GB)
  • 国内版の SIM フリー(キャリア版も同額の店が多い)
  • 値段は、各店の公式の買取表にある「中古」のうち一番良い状態の上限額

先に断っておくことが4つある。

1つ目は、どの店の数字も「上限」だということ。条件を全部満たしたときの最高額で、実際の査定はこれを下回ることが多い。どの店も、そう明記している。

2つ目は、キャンペーンの増額が入った数字があること。ゲオは全品10%UP(10月25日まで)の後の額、ソフマップは +1,000〜5,000円の増額後の額だ(ソフマップの増額の期間はページで確認できなかった。増額が無ければ 16 は 90,000円、16e は 75,000円、17 は 110,000円になる)。ノジマは「10月12日までさらに1,000円増額」と出ているが、表の額にそれが入っているかはページに書かれていない。

3つ目は、ソフマップは1機種に1つの額しか出していないこと。未使用・中古の区別もランクも無い。この記事では、その額を「中古の上限」の列に入れた。

4つ目は、バイヤーズ(AppleBuyers)を表から外したこと。容量を区別しない「最大買取価格」しか出していないので、128GB と比べられない。バッテリーや残債の扱いは書いているので、後半の表には入れた。

Apple の下取りも同じく容量を区別しない最大額だ。128GB ならこれより低い可能性がある。比べるための目安として表に入れた。

【買取額】上位4社の差は500〜4,000円

機種ごとに、中古で一番良い状態の上限額を並べる。太字がその機種の最高額だ。

機種モバゾウイオシスじゃんぱらソフマップゲオ(10%UP後)ノジマApple 下取り
iPhone 1337,000円36,000円33,000円35,000円26,400円36,000円37,000円
iPhone 1448,500円49,000円48,000円48,000円36,300円49,000円48,000円
iPhone 1568,500円68,000円67,000円67,000円60,500円55,000円65,000円
iPhone 1695,500円95,000円95,000円95,000円95,700円87,000円92,000円
iPhone 16e76,500円76,000円80,000円80,000円71,500円65,000円76,000円
iPhone 17(256GB)115,500円116,000円115,000円115,000円118,800円108,000円101,000円

※Apple の下取りは容量を区別しない「最大下取り額」。現金ではなく、新しいデバイスの割引か Apple Gift Card で受け取る

モバゾウ・イオシス・じゃんぱら・ソフマップの4社は、どの機種でも差が4,000円以内だった。iPhone 16 にいたっては500円しか違わない。

一番高い店は機種で入れ替わる。13 はモバゾウ(Apple の最大額も同額)、15 はモバゾウ、14 はイオシスとノジマ、16e はじゃんぱらとソフマップ、16・17 は 10%UP 中のゲオだ。

ノジマは、13・14 は上位と並ぶが、15 以降は低い。15 では上位より13,500円、16e では15,000円低い。ゲオは 10%UP の後でも 13・14・15・16e は低く、13・14 は上位より1万円以上低い。16・17 で最高なのは 10%UP があるからで、16 は2位との差が200円しかない。

じゃんぱらとソフマップは、13 を除いて同じ額だった。同じグループの店なので、同じ相場を使っているのかもしれないが、ページにその説明は無い。

\状態が良いなら、上限が高めの店に出す/

【Apple の下取り】額は近い。受け取り方が違う

Apple の「最大下取り額」は、13 で 37,000円、14 で 48,000円、16e で 76,000円と、買取店の上位に近い。16 では 92,000円で上位より3,000円ほど低く、17 では 101,000円で1万5,000円ほど低い。ただしこれは容量を区別しない最大額で、128GB の額は公式ページに出ていない。実際はこれより低い可能性がある。

ただし、受け取り方がまったく違う。

  • 現金ではない。新しいデバイスの購入が条件で、その代金から引くか、Apple Gift Card で受け取る
  • 新しいデバイスを受け取ってから14日以内に、古い端末が届いている必要がある
  • 受け取りまで通常2〜3週間かかる
  • 申告した状態と違えば、額が変わる(差額は購入時の支払い方法に請求される)

新しい iPhone を Apple で買い、手間をかけたくないなら Apple の下取りでいい。現金がほしい、新旧を並べて使う期間がほしいなら、買取店のほうが合う。

【差がつくところ】バッテリー・残債・傷・付属品

上限の額はほとんど同じだった。では、どこで差がつくのか。各社の公式ページに書かれている条件を並べる。

バッテリーが弱い:約20%減から70%減まで

店バッテリーが弱い端末の扱い
イオシス最大容量80%未満は約20%減額
バイヤーズ79%以下は約30%減額
ソフマップ「お使いのバッテリーは著しく劣化しています」などの警告が出る端末は、上限から70%減額(80%未満かどうかではなく、警告の有無)
モバゾウ80%未満は減額(率は書かれていない)
ノジマ80%以上が「最低買取保証」の条件。80%未満の減額率は書かれていない
ゲオ・じゃんぱら・Apple確認したページには書かれていない

バッテリーが80%を切っているなら、ここが一番効く。iPhone 16(上限95,000円前後)で考えると、イオシスの20%減なら約76,000円。ソフマップで劣化の警告まで出ている端末なら、70%減で約28,500円になる。条件が違うので単純には比べられないが、弱ったバッテリーの扱いは店で大きく違う。

最大容量の数字は、設定 → バッテリーの中で見られる(iPhone 15 以降は「バッテリーの状態」、14 以前は「バッテリーの状態と充電」)。先に見ておくといい。

買う側から見たバッテリー80%未満の話は、バッテリー80%未満は買っていいかに書いた。

残債がある(ネットワーク利用制限「△」)

分割払いが残っている iPhone は、ネットワーク利用制限が「△」(店によっては「▲」)になる。この扱いが店でかなり違う。

店「△」の端末の扱い
ゲオ「分割中でも減額無く査定」。ただし「WEB 限定。ネットワーク利用制限の状況により減額、または買取不可の場合あり」とも書いている
じゃんぱら分割買取サービスの対象。代金の残りは、完済後に申請して受け取る仕組み(すぐに全額は入らない)
バイヤーズ買取可能(減額の有無は書かれていない)
モバゾウ減額する場合がある(一部の未使用品を除く)
イオシス減額で買取、一部は買取不可
ノジマ「最低買取保証」の対象外
ソフマップ「大幅な減額」

「×」(支払いが止まっている等)は、確認できた店(ノジマ・イオシス・じゃんぱら・ソフマップ)はどこも買取不可だ。分割払いが残っているなら、ゲオかじゃんぱらから見るのが近道になる。ただしゲオにも例外の但し書きがあり、じゃんぱらは代金の一部を完済まで待つことになる。ネットワーク利用制限は、各キャリアの確認ページで IMEI を入れると分かる。

\残債がある iPhone は、「分割中でも減額なし」と書いている店から/

傷:上限と下限で2万円前後違う

同じ店でも、状態のランクで額は大きく下がる。iPhone 16 で見るとこうなる。

店一番良い状態一番下の中古
イオシス95,000円(使用感が少なく傷はない)71,000円(目立つ傷がある)
ゲオ(10%UP後)95,700円(中古の上限)76,560円(中古の下限)
ノジマ87,000円(ランクA)69,600円(ランクB)

一番良い状態と一番下では、2万円前後違う。画面割れなどの破損になると、さらに下がる。イオシスは、画面にひび・割れ・欠けが少しでもあれば破損品の扱いになる。

付属品と、断ったときの送料

店箱・付属品が無いとき査定額に納得できず返してもらうとき
モバゾウ減額なし(一部の機種を除く)送料がかかる
ゲオ買取可(商品により減額・買取不可)返品送料は無料
ノジマ買取可返送は無料
イオシス約5%減額返送料は自分持ち
じゃんぱら減額または買取不可の場合あり返送は無料(買取対象外の品は着払い)
ソフマップ減額返送は無料

箱を捨ててしまったなら、減額しないと書いているモバゾウが向く。ゲオとノジマも買い取るが、ゲオは商品により減額がある。

【入金の速さ】当日から2〜3週間まで

店査定からお金を受け取るまで
イオシス到着日の21時までに査定、当日に承諾すれば当日に送金(1万円以上など条件あり)
モバゾウ承諾後、最短当日に振込(査定の連絡まで最大2週間かかる場合あり)
ノジマ到着後2〜3日以内(混雑時は最大1週間)に査定の連絡、承諾後に振込
ゲオ到着の翌営業日から5営業日以内に査定の連絡、承諾後に振込
バイヤーズ到着後24時間以内に査定の連絡、承諾後最短3日で振込(高額買取は約1か月後)
じゃんぱら預かりから査定完了まで数日〜1週間前後、成立後に会員ページで受け取りの手続き
ソフマップ成立後にウォレットへ入金、振込・店頭現金などから選ぶ(日数は確認できなかった)
Apple 下取り通常2〜3週間。現金ではなく割引・Gift Card

【買取と売値の差】イオシスでは売値の66〜83%で買い取っている

最後に、店がその iPhone をいくらで売っているかを見る。買取も販売もしているイオシスで、買取の上限と、中古スマホ一括検索に集めている販売中の在庫(ランクA・バッテリー80%以上か不明・残債なし)の値段の中央値を並べた。

中古スマホ一括検索
大手中古スマホショップの在庫を一括で検索・比較できるWebアプリケーション
機種イオシスの買取上限イオシスの売値(ランクA)差買取 ÷ 売値
iPhone 1336,000円54,800円18,800円66%
iPhone 1449,000円64,800円15,800円76%
iPhone 1568,000円87,800円19,800円77%
iPhone 1695,000円114,800円19,800円83%
iPhone 16e76,000円97,800円21,800円78%
iPhone 17(256GB)116,000円152,800円36,800円76%

※売値は 2026年10月10日朝の在庫。16e は在庫が4台しかない。買取の「使用感が少なく傷はない」と、販売の「ランクA」は同じ基準ではない

13〜16e では、買取の上限と売値の差が1万6,000〜2万2,000円だった(17 は3万6,800円)。この差がそのまま店の利益ではない。検品・データ消去・清掃・保証・在庫を抱える費用もここから出る。

この差を自分で取りにいくなら、フリマアプリで個人に売る方法がある。ただし、販売手数料と送料がかかり、やりとりや、売った後に赤ロム(未払い・盗難届などでキャリアの利用制限がかかった端末)になった場合のトラブルも自分で負う。手間とリスクを店に渡す代わりに、この差を払っていると考えると分かりやすい。

【売る前にやること】

1〜4 は、できていないと買取不可になる店が多い(「探す」がオンのままだと買取不可、と書いている店はゲオ・ノジマ・モバゾウ・ソフマップ)。5〜7 は店を選ぶための準備だ。

  1. 「探す」をオフにする(アクティベーションロックがかかったままだと買取不可)
  2. Apple アカウントからサインアウトする
  3. バックアップを取ってから初期化する
  4. SIM カードを抜く
  5. バッテリーの最大容量を見ておく(80%を切っているかで店を選ぶ)
  6. ネットワーク利用制限を確認する(「△」なら、減額しないと書いている店へ)
  7. ケースと保護フィルムを外す(フィルムは動作確認のために剥がされ、返ってこない店もある)

中古の iPhone を選ぶときに検品で見ている点は、検品担当が教える、買ってはいけない個体と狙い目に書いた。売るときも、同じところを見られる。

【どこに売るか】端末の状態で選ぶ

あなたの iPhone向いている店
バッテリー80%以上・傷が少ないモバゾウ・イオシス・じゃんぱら・ソフマップ。上限は数千円しか違わない。すぐ現金ならイオシス(当日送金)かモバゾウ(最短当日)
16・17ゲオ(10%UP 中はわずかに最高。10月25日まで)
バッテリー80%未満減額率を書いているイオシス(約20%)。ソフマップは劣化の警告が出ていると70%減
残債がある(△)ゲオ(「分割中でも減額なし」。例外の但し書きあり)かじゃんぱら(分割買取。残りは完済後)
箱・付属品が無いモバゾウ(減額なしと記載)。ゲオ・ノジマも買取可
新しい iPhone を Apple で買うApple の下取り。額は近いが、現金ではなく割引で、14日以内に送る
\上限が高く、箱が無くても減額しない/
\「最低買取保証」がある(バッテリー80%以上・△でない等が条件)/

まとめ

  • 状態の良い iPhone なら、上位の買取店4社(モバゾウ・イオシス・じゃんぱら・ソフマップ)の差は数千円しかない
  • 差がつくのは弱ったバッテリー(イオシスは80%未満で約20%減、ソフマップは警告が出ると70%減)と残債(△)の扱い。先に自分の端末の2つを確認して、減額しない店を選ぶ
  • Apple の下取りは最大額は近いが、容量を区別しない額で、現金ではなく割引。受け取りまで2〜3週間
  • イオシスでは、買取の上限と売値の差が1万6,000〜2万2,000円(13〜16e)。フリマで売ればその一部を取れるが、手数料・手間・トラブルを自分で負う

逆に、売られた iPhone を買う側の話は次の記事に書いた。

参考文献

買取額と条件は、2026年10月10日18時台に各社の公式ページで確認した。

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