2025年3月に機種変更し、iPhone 16eを手に入れた。そこから毎日メイン機として肌身離さず持ち歩いている。
発表当初は「高い」「コレジャナイ」などと一部で酷評されていたが、「軽さ」「バッテリー持ち」「デザイン」の3点が私の好みにハマったため購入を決意した。
この記事では、半年間じっくり使用したリアルなレビューをお届けする。
「道具としてのスマホ」を求めて
近頃のスマホ発表会といえば、「カメラ性能がすごい!」「〇〇倍ズーム!」といったアピール合戦ばかりだ。その結果、使わない機能を大量に搭載し、端末はどんどん重く、巨大になっている。
そんなトレンドの真逆をいくのが、この iPhone 16eだ。
思い切ってカメラは単眼。使われない機能を削ぎ落とし、その分バッテリー持ちと軽さを重視する。まさに「道具としてのスマホ」を体現している一台だ。
近頃のスマホの進化に疲れを感じている人、必要十分で質実剛健なスマホを探している人には、このコンセプトだけで強くおすすめできる。
男心をくすぐる「無機質」なデザイン
購入の決め手になったのは、何と言ってもこのデザインだ。
iPhone 5の頃を思わせる角張った筐体に、シンプルなシングルカメラ。昨今の有機的なデザインとは対照的な、どこか無機質で洗練された佇まいが男心をくすぐる。

特に気に入っているのが、カメラの出っ張りだ。単眼のおかげで出っ張りが控えめで、ケースをつければ完全に「ツライチ(フラット)」になる。机の上に置いてもガタガタしない。この安定感は地味ながら最高だ。
カラーはホワイトとブラックが用意されており、デザインと調和するシックな色使いだ。全体的にマットな質感で、指紋が目立ちにくいのも実用的で良い。
167gの衝撃とバッテリー持ち
この機種の最大の武器は「軽さ」だ。重量は167g。
「軽さと薄さ」が売りの最新モデル iPhone Airと比較しても、たったの2gしか変わらない。一方で、ハイスペックな iPhone 17 Proと比較すると39gも軽量だ。
毎日肌身離さず持ち歩くスマホだからこそ、重さは妥協したくない。ズボンのポケットに入れた際の収まりの良さはすこぶる良好だ。
また、バッテリー持ちも驚くほど良い。
前述の通りカメラが1眼しかない分、内部スペースに余裕があり、物理的にバッテリー容量を多く確保できている(これが単眼の隠れたメリットだ)。
| 機種 | バッテリー容量 (非公式) | ビデオ再生時間 (公式) | 重さ |
| iPhone 16e | 4005mAh | 26時間 | 167g |
| iPhone SE(第3世代) | 2018 mAh | 15時間 | 144g |
| iPhone 16 | 3561 mAh | 22時間 | 170g |
| iPhone 17 | 3692 mAh | 30時間 | 177g |
| iPhone 17 Pro | 4252 mAh | 33時間 | 206g |
| iPhone 17 Pro Max | 5088 mAh | 39時間 | 233g |
| iPhone Air | 3149 mAh | 27時間 | 165g |
私はバッテリー保護のために充電上限を80%で運用しているが、それでも1日は余裕。使い方がライトな日は、2日目まで持つことも少なくない。
必要十分なスペックと「SE」からの進化
SoCはiPhone 16シリーズと同じ「A18チップ」を搭載しており、性能面で見劣りすることは全くない。最新の重いゲームもサクサク動作する。
ディスプレイは6.1インチ。最新のiPhone 17(6.3インチ)より若干小さく、Dynamic Islandも非搭載(iPhone 14と同等のノッチ形状)だ。

しかし、この機種を検討している層には、iPhone SE(第2/3世代)からの乗り換えも多いだろう。SEの4.7インチから比べれば画面は圧倒的に広く、見やすさの向上には確実に感動できるはずだ。
割り切った機能と、正直な不満点
半年使ってみて、「ここは割り切りが必要だ」と感じた点も正直に書いておく。
カメラは超広角なし
メインカメラは1眼なので、当然ながら超広角レンズはオミットされている。だが、半年使ってみて困ることはなかった。「画角が足りなければ、自分の足を使って広く写す」。この潔さもまた一興だ。
MagSafe非搭載
MagSafeはないが、Qi(ワイヤレス充電)には対応しているため、置くだけ充電は可能だ。マグネットが必要なら対応ケースをつければ解決する。私自身はMagSafe自体を使わないため、全く問題なかった。

(バイクに乗る際、スマホホルダーに当たるため傷が付いている)
USB-Cの映像出力なし
端子はUSB-Cになり、他のガジェットとケーブルを共有できるようになったのは最高だ。ただし、映像出力機能はない。これも今まで一度も利用したことがないため、私の用途では気にならなかった。
【不満点】顔認証(Face ID)のみ
唯一の明確な不満点は生体認証だ。
指紋認証がないため、マスク着用時の認識精度やスピードには限界がある。個人的には、Galaxyなどが搭載している「画面内超音波指紋認証」の快適さには及ばないと感じる。ここは慣れるしかないが、Apple Watchを持っているとロック解除がスムーズになるため、セット使いがおすすめだ。
2025年最新Apple Watchの比較をしている記事もあるため、参考にしてほしい。
実際に使用しているアクセサリー
- 保護フィルム
- 言わずもがな。最近は貼り付けるための枠が付属する商品もあるため失敗しにくくなっている。2枚セットであれば1回まで失敗できる。
- ケース
- 先述の通りMagSafeは非対応。しかしこのケースを使えばマグネットのアクセサリーが使用可能になる。カメラの出っ張りもしっかり保護できてフラットに置ける。
- スタンド型充電器
- こちらは以前から使用していたものを流用。MagSafeでくっつかなくても問題ない。帰宅してポンと置くだけで充電できる快適さは、一度体験するともう充電ケーブルを刺す生活には戻れない。
総評:これでいい、これがいい
最後に価格だ。最新のiPhone 17と比べると定価ベースで4万円ほど安い。キャリアの施策プログラムを利用すればさらに割引が入ることもあるため、実売価格は非常に魅力的だ。
- 最新の重厚長大なスマホには食指が動かない
- エコシステムは享受したいが、コストは抑えたい
- スペックよりも「軽さ」「バッテリー」を重視する
そんな「賢い大人」の選択肢として、iPhone 16eはこれ以上ない相棒になってくれるはずだ。
発売から日が経ち、中古市場でも在庫が出てきているため、状態の良い中古を狙うのも賢い選択肢だろう。


