VSCode、正式名称をVisual Studio Codeというが、これはMicrosoftが開発している高性能テキストエディタである。
2021年にStack Overflowがソフトウェア開発者に向けて行った調査に依ると、最も使用されている統合開発環境はVisual Studio Codeである。
多くのソフトウェア開発者に支持されており、素の状態でも非常に便利なVSCodeだが、様々な拡張機能をあとから追加することで利便性を高めることができる。
私が個人でソフトウェア開発をした際にも、この記事で紹介している多くの拡張機能を使用して、生産性を高まった。
この記事では、数多くある拡張機能の中から特におすすめしたいものを4つ紹介していく。
Rainbow CSV
まず紹介するのはRainbow CSVである。
CSV形式のファイルは多くの場所で使われており、目にする機会も多いだろう。
そんなCSVファイルだが、カンマが並んでいるだけで、可読性が大変悪い。
そこで登場するのがこのRainbow CSVだ。
この拡張機能は下の画像のように、列ごとに色分けをしてくれる。
このように、それぞれの項目がわかりやすくなる。
カンマの数を数えて何の項目か判別する作業からはオサラバしよう。
indent-rainbow
その名の通り、インデントの階層ごとに色分けをしてくれる。
ちなみにインデントとは日本語で字下げと言い、文章の頭に空白を入れることだ。
プログラミングではインデントを活用して見やすいソースコードを書いていく。
Pythonではインデントでブロック(ひとかたまり)を表現するため、インデントを常に意識しながらコーディングしなければならない。
ご覧の通り、ネストの深さが一目瞭然である。
色を付ける系の拡張機能はシンプルながら可読性を高めてくれる。
特にインデントが重要になるPythonでの効果は計り知れないだろう。
Pythonを使用する機会が多い開発者の方々にはぜひ入れていただきたい。
テキスト校正くん
VSCodeで文章も書きたい人におすすめなのがこの拡張機能、テキスト校正くんだ。
この拡張機能はまるでWordのように文章の校正をしてくれる。
たとえ開発者であってもソースコードだけではなく、ReadMeや様々な書類など文章を書く機会は少なくないはずだ。
細かい日本語のミスを防ぐためにも入れておいて損はないだろう。
markdownlint
さて、次に紹介する拡張機能も文章を書く人におすすめだ。
Markdownファイルを書く際におすすめしたいのがmarkdownlintである。
Markdownは身近なところではGitHubやQiitaなどで推奨されている。
Markdownファイルには多くのルールがあり、一つ一つ覚えるのは骨が折れるが、このmarkdownlintは自動的にチェックをしてくれる。
きれいなMarkdownファイルを書くためには必須だ。
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